KDDIは、8月11日に同社の富士山に関わる取り組みにおける記者説明会を実施。同社のグループ会社のワイヤ・アンド・ワイヤレスが7月10日より提供開始している無料の公衆無線LAN「富士山 Wi-Fi」や登山者向けのモバイルバッテリーの提供、多言語音声翻訳システムを利用した外国人登山者への案内施策を解説しました。
auユーザー以外も使える「富士山 Wi-Fi」
富士山 Wi-Fiは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが静岡県と山梨県の受託事業者として提供する無料の公衆無線LANサービス。富士山のすべての山小屋を含む49ヵ所と、富士山静岡空港にて展開中です。
SSID「Fujisan_Wi-Fi」に接続し、ブラウザーやOSのポップアップ経由で認証すれば、auやワイヤ・アンド・ワイヤレスの契約がなくても利用できます。認証方法は、Facebook、Twitter、Google、Yahoo! JAPANのいずれかのID、もしくはメールアドレスで可能です。
実際に接続し「Speedtest.net」アプリを実行してみたところ、平均して下り10Mbps程度、上り4Mbps程度、PING値56ms程度だった。SNSへの画像投稿、Pokémon Goのプレイなどはほとんど問題ありませんでした。なお、バックホールは富士山で展開しているauのLTE網とのことです。
なお、利用者数は7月10日のスタートから7月末までにすでに8500ユーザーにものぼるとのこと。ワイヤ・アンド・ワイヤレスが昨年の開山期間に実施した外国人登山者限定の公衆無線LANサービスは約2000ユーザーであったことも考えると、すでにかなりの人が利用しているのがわかります。
他キャリアユーザーはもちろんですが、auユーザーも登山の様子を撮影した複数の写真や動画ファイルなど、かさばるデータを送るときに活用してみるといいかもしれません。
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