スマホに搭載されているSoCの高性能化に伴い、発熱問題も大きくなっている。とくにSnapdragon 810で気になってしまった人も多いだろう。メーカー側も放熱の見直しやヒートパイプの採用で対応しているが、「ポケモンGO」のように長時間の利用だったり、そもそも外気温が高い状況下では厳しいものがある。また今は夏真っ盛りだが、残暑も容赦なく厳しいという予報が出ているため、今回はスマホの冷却グッズを紹介する。
まずは発熱ポイントをチェック
ほぼすべてのスマホが、縦持ち時のとき、スマホ上部から放熱するようになっている。横持ち時でも放熱が特定位置に偏っていることが多い。いずれも、手で隠れない、もしくは触れにくい部分が放熱ポイントだ。とくにハイエンド端末は放熱対策をしているものの、基本的に本体が熱をもちがち。今回は冷却グッズを紹介するが、ソフトウェア側では省エネ機能をオンにするなどして、CPU使用率を減らすことが大切。
上の動画はXperia X Performanceに高い負荷を10分間与えて、さらに10分間放熱した際のタイムラプス。後半を良くみると、最も温度の高い部分が移動しており、ヒートパイプを利用して背面全体で放熱していることがわかる。
以上のようにいろいろと触って、もっとも熱い部分を探るところから始めよう。その部分に対してアプローチしていけば、おのずとSoCの冷却効率も高くなる。基本的には、背面全体を放熱に使用する傾向があるので、その点を意識しておくだけでもいい。また充電しながらの場合は、バッテリーが過熱するためいつも以上にホットになりやすく、クールダウンは難しい。
防水限定! オーソドックスでかつアナログ
発熱対策その1 水道水
お手軽なものとして、防水対応端末であれば水道水で軽く洗ったり、数分、浸しておく方法がある。ただ、あまりにも水温が低いと内部結露の可能性が高くなるため、とくに手を加えていない水道水がベターだ。それでも十分に熱を奪ってくれる。
お手軽でコスパ良し!
発熱対策その2 スマートフォンクーラーパッド
サンコーレアモノショップ製スマートフォンクーラーパッドは、スマホの背面に貼り付けるだけでOKだ。3枚入りで販売されており、スマホ上部と下部に貼り付けるだけとカンタンなのだが、ビジュアルがやや残念になる。価格は安いため、旅行時用やら気合いを入れてポケモンハンティングしたいときのみという考え方もありだろう。またジャケットを装備している場合、効果はほとんどない。価格は3枚セットで2678円。
ファンでスマホを強制冷却!
発熱対策その3 ファン付きスマホクーラー
サンワサプライ製ファン付きスマホクーラーは、幅53~95mmまでのスマホを挟んで使用する。ファンが内蔵されており、それでスマホを冷却するというわけだ。本体とファン付きスマホクーラー間には隙間が生じるようになっており、ファン付きスマホクーラー背面から吸気された空気がちゃんと背面全体に拡がる。
見た目はイロモノ感あふれているのだが、効果はしっかりしている。そして、持っている手もけっこう涼しい。ファンの駆動にはリチウムイオンバッテリーを使用しており、最大5時間の動作、0.5A出力ながらスマホへの給電にも対応している。さらにはスタンドも内蔵と、なかなかの万能選手だ。
なお、この商品はサンワサプライのオンラインストア「サンワダイレクト」(こちら)での取扱商品となる。価格は3980円。
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