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【9/3開催 1日で基礎がわかる6時間集中講義セミナー】

ディープラーニングは、なぜ“IT技術者の新常識”なのか?

2016年08月10日 09時00分更新

 1946年に完成したコンピューター“ENIAC”は、“微分解析機”の電子版として開発がスタートし、完成して最初に計算したのも核物理学の3つの微分方程式だった。“ガソリンエンジン”の設計や“電気・電子技術”の研究で重要な役割をはたすの見ると、20世紀とは“微分方程式”の時代とさえ言いたくなる。

 今年に入って、明治末期から昭和20年頃までの技術資料を大量に目にする機会があったのだが、そうした方程式や数表や線図の固まりといえるものだった。数式による設計とシミュレーションが可能になったことで、人々の生活や都市の風景は変わり、為政者によって戦争もおこされたのだとも思える。

 そうした100年間続いてきた常識をひっくり返してしまいかねないのが、人工知能(その中でもディープラーニング技術)である。いままでは、ある問題を解くために方程式をプログラムの形で書いたが(FORTRANは文字どおり“式を翻訳する”という意味の名前だ)、これからはその一部は人工知能に学習させて解くようになる。

 活用範囲は、バーチャルアシスタントや画像認識、囲碁やゲーム、作曲をするといったことに限らない。微分方程式とは比べ物にならない“汎用技術”的な性格を持っているということは、ほとんどすべてのIT技術者にとって“自分ごと”にならざるをえない可能性がある。

 そんなIT技術者の新しい常識「ディープラーニング」の基礎の“6時間集中講義”を、角川アスキー総研で開催する。講師は、情報共有コミュニティ 「マルレク」を主宰する元稚内北星学園大学学長で、早稲田大学大学院情報生産システム研究科客員教授等を歴任した丸山不二夫氏だ。

丸山不二夫氏

 丸山氏といえば、『UNIXマガジン』でクラウドコンピューティングに関する理論的裏付けを解説(圧倒的な説得力で『雲の世界の向こうをつかむ/クラウドの技術』と書籍化)、ビッグデータやアンドロイド(日本アンドロイドの会名誉会長でもある)といった'00年代以降のITの潮流をいちはやくとらまえ示した人物である。

 ディープラーニングは、丸山氏の哲学という専門とも関係する領域。ただし、今回は教育者という立場ならではの徹底した分かりやすさで、現役のITエンジニアなら分かる内容で解説。今年3回にわたって開催され、回を追うごとに絶大な支持をえたマルレクでの講義を6時間集中講義としてまとめた。

 今回の講義は、このディープラーニング技術の中核をなすニューラルネットワークの基礎を1日で学べるお得な講義内容となっている。土曜の午後から夕べを新しい技術をつかむ時間にしてはいかがだろう?

IT技術者の新しい常識「ディープラーニング」の基礎が一日でわかる
「ディープラーニング入門6時間集中講義」

開催概要

■日時:2016/9/3(土)13時?19時(受付開始・開場12時30分)
■会場:角川第3本社ビル 3F(東京都千代田区富士見1-8-19)
■参加費:6000円(税込)
 ※マルレク個人協賛会員の方は特別割引あり(申し込みサイトをご覧ください)
■講師:丸山不二夫 氏
東京大学教育学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。稚内北星学園大学学長、早稲田大学大学院情報生産システム研究科客員教授等を歴任。オープンソースのコミュニティ活動に積極的に参加。日本Javaユーザー会名誉会長。日本Androidの会名誉会長。クラウド研究会代表。近年では、日本のIT業界がグローバルな技術イノベーションの一翼を担うことを目標に、連続講演会「マルレク」を主宰し、クラウドコンピューティングや人工知能などの技術について講演を行っている。
■総合司会:遠藤諭(角川アスキー総合研究所)

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http://lab-kadokawa09.peatix.com/

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