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IoT&ハードウェアの祭典『IoT&H/W BIZ DAY 2 by ASCII STARTUP』

「おとしものタグ」から広がるMAMORIO 別領域との提携も始動

2016年08月17日 07時00分更新

 大好評のIoT/ハードウェアの体験展示+カンファレンス+ネットワーキングイベントの第2回が8月26日(金)開催決定! 展示ブースの注目ガジェットの情報をご紹介します。

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 狙いは「おとしもの」探しのインフラ化だ。

 ユーザーどうしのすれ違い通信(クラウドトラッキング)によってなくしたモノを見つけるIoTデバイスのMAMORIO。利用者が増えれば増えるほどカバー範囲が広まるプラットフォームとして、現在さまざまなパートナー企業との取り組みが加速している。

 MAMORIO搭載製品の開発やSDKの提供、さらにはOEM製品開発、法人向けセキュリティ製品など、幅広くプラットフォームを拡大させる取り組みが始まっており、デバイスだけではないインフラ提供までを見据えている。

MAMORIO(マモリオ)は、荷物にタグをつけておくとスマホアプリから場所が分かる「落とし物防止タグ」。カバンやペットなどに取り付けられる

 その一例として8月1日、エーザイとMAMORIOが認知症患者を対象とするお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」の開発提携に関する契約を締結したことを発表した。今後、行政、医療従事者や介護関係者などの協力のもと、「Me-MAMORIO」の実用化に向けた実証実験と開発を行うという。

 Me-MAMORIOを身につけた認知症患者と、アプリケーションがインストールされたスマートフォンを持つ地域住民が近づくと、自動的に位置情報がサーバーを通して介護関係者や家族などに通知される。なお、地域住民にはMe-MAMORIOを持った認知症患者が近づいたことは知らされず、Bluetoothをオンにしたスマートフォンを持っているだけで、認知症患者の安全な外出を支援できるという。

 両社はMe-MAMORIOの開発により、外出時の行方不明などの問題から認知症の方を守り、安心・安全に外出できるようになることを目指すとしている。

「Tomoru」は、Bluetoothでスマートフォンにつながり、LEDの光で各種情報を知らせるセンサーデバイス

 このほかにも、ハードウェア企業とのアライアンスでは、Braveridge開発のTomoruなどがMAMORIO対応デバイスとなっているなど、ソフトやアプリでの連携をより積極的に進めるとしている。

 現在MAMORIO社のサービス利用ユーザーによるクラウドトラッキングの累計カバー面積は約93万平方キロメートル(国土面積の約250%相当)を突破している。関連企業との連携によって、この範囲はより広がり、精度もより高まっていくだろう。

 8月26日(金)に開催される“IoT&H/W BIZ DAY 2 by ASCII STARTUP”では、開発を手掛けるハードウェアスタートアップのMAMORIOが出展。落とし物タグ・MAMORIOの新機能やプラットフォームの紹介、さらにはMe-MAMORIOについても説明をする予定だ。

■関連サイト

『IoT&H/W BIZ DAY 2 by ASCII STARTUP』

開催概要
■日時:2016年8月26日(金)
開場 11時30分 終了予定 18時
■場所:株式会社KADOKAWA KADOKAWA富士見ビル
東京都千代田区富士見2-13-12
■入場料:展示ブース(無料)、各セッション(1000円)、全カンファレンスフリーパス【EventRegist限定】(4000円)
■募集人数:各セッション100名、入場チケット500名(予定)
■イベント内容:5セッションを実施予定、出展ブース ハードウェア/IoTスタートアップ企業による展示、実機デモ、物販など
■参加方法:カンファレンス / 展示エリア共に事前登録制
■主催:ASCII STARTUP
■協賛・協力:ニッポン放送、MCJ、アペルザ
■出展:ニッポン放送、Secual、MAMORIO、ガラポン、kibidango、THRIVE、TeNKYU、NAIN、バカン、ピレネー、Blincam、プログレステクノロジーズ、BONX、まごチャンネル、ユカイ工学、PANORA ほか予定
■レジストレーションスポンサー:イベントレジスト
■ドリンクスポンサー:伊藤園
※ブース出展の追加お申し込みも受付中です。詳細はこちらをご確認ください。
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。

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