最強のタフネスぶり性能を誇るAndroidタブレット
「タフパッドA2」は豊富な拡張端子の数も魅力
今回紹介するタフネス端末のなかで唯一のタブレットが、パナソニックの「タフパッドA2(FZ-A2)」だ。過酷な屋外現場での利用を想定した法人向けのAndroidタブレットだが、ぜひ一般コンシューマー向けにも販売してほしい魅力的な製品に仕上がっている。
タフネス仕様の10.1型タブレットで世界最軽量
「頑丈10.1型タブレット」というカテゴリーの中で世界最軽量となる約880グラム(ワイヤレスWANモデルは約890グラム)の軽量ボディーを実現。「iPad Air 2」の約2倍の重さではあるが、「頑丈さ」という性能を最優先するのであればタフパッド以外の選択肢はないだろう。剛性感は比類なく、端末の両端をつかんでねじってみても、まったくきしみは感じられない。
直射日光下でも見やすい高輝度液晶ディスプレー
今回テストした端末のなかで、最も直射日光下で画面の視認性が高かったのが「タフパッドA2」だ。AR/AGフィルム、カバーガラス、タッチフィルム、ダイレクトボンディング、液晶というエアギャップのない構造と、最大800カンデラという高輝度により、屋外でも細かな文字まで判読できる視認性が確保されている。
タブレットとしては珍しくバッテリー交換対応
大容量2720mAhバッテリーにより連続9時間と十分な連続動作時間が確保されているが、背面パネルを外すとバッテリーの交換が可能。もちろんバッテリーはオプションとして購入できる(1万3000円前後)。屋外での長時間利用を想定しての仕様だろうが、一般コンシューマー向けにも魅力的と言える。
豊富な物理キーにアプリ起動などを割り当て
端末下部には右から電源ボタン、ローテーションロックボタン、ボリュームボタン、A1~A3のユーザーボタンが用意されている。ローテーションロックボタンとユーザーボタンは、任意のアプリケーションの起動やバック、ホームボタンなどの機能を割り当てられる。それぞれ「短押し」と「長押し」の2種類を登録できるので、全部で8種類のアクションを設定可能だ。
タブレットでは随一の豊富な拡張端子を用意
「タフパッドA2」は豊富な拡張端子を搭載している。左側面にはUSB3.1 Type-C、HDMI、USB3.0、ヘッドセット端子、マイクロSDカードスロット、右側面には電源端子、底面には拡張バスコネクターが用意され、オプションのクレードル(8月発売予定、2万8500円前後)と接続できる。クレードルには電源端子、LANコネクター、USB3.0×2が用意されている。これだけのインターフェースが用意されているAndroidタブレットは類を見ない。
さらに、ドコモSIMに対応するワイヤレスWANモデル「FZ-A2A400JAJ」が用意されていることもトピック。別途Wi-Fiルーターを用意したり、スマホのテザリング機能を使わなくてもタブレット単体でモバイル通信が可能なのは、防水非対応のスマホやルーターを使っているユーザーにとって心強い。
「タフパッドA2(FZ-A2)」で撮影したサンプル写真
「タフパッドA2(FZ-A2)」の主なスペック | |
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キャリア | ドコモ対応(FZ-A2A400JAJ) |
メーカー | パナソニック |
ディスプレー | 10.1型液晶 |
画面解像度 | 1920×1200ドット |
サイズ | 約272×16.4×196mm |
重量 | 約880g(Wi-Fiモデル) |
CPU | Atom x5-Z8550 1.44GHz(最大2.4GHz) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリー | microSDXC(最大200GB) |
OS | Android 6.0 |
最大通信速度 | - |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | リア:800万画素/イン:200万画素 |
バッテリー容量 | 2720mAh |
FeliCa | - |
NFC | - |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
赤外線通信 | × |
防水 | IPX5 |
防塵 | IP6X |
耐落下 | 120cm落下試験実施 |
耐塩水 | - |
耐海水 | - |
生体認証 | × |
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