VR特有のリアルな身体感を楽しめるアクションも魅力
銃&剣でロボット倒すVRアクション「Raw Data」がおもしろ過ぎ!
今回は、HTC Vive向けとして7月15日にリリースされた「Raw Data」をレビュー。本作はSurviousの開発したFPS形式のVRアクションゲームとなっており、公開初日のSteam売上ランキングで1位を獲得した話題の作品となっている。
8月1日現在、本作は早期アクセスコンテンツとなっており、対応言語も英語のみだが、直感的に操作を理解できるチュートリアルも存在し、特徴的なワープ移動などを駆使して次々と敵を薙ぎ倒す快感を味わえるものとなっている。さっそくレビューしたい。
VRならではのリアルな身体感を楽しめるアクション
本作の舞台は、2271年の架空の未来都市「ネオ新宿」。プレイヤーはそこで、巨大企業「エデン」の秘密を暴くレジスタンスとなって、「エデン・タワー」と呼ばれる施設に侵入し、敵のロボットたちと戦うことになる。
ゲームを始めたら、まずは武器の使い方や操作方法に慣れる為のチュートリアルを受けることをお勧めしたい。本作は、HTC Viveコントローラを手のように扱い、右手で腰から銃を抜き、トリガーを引き銃撃、そしてリロード時には左手でマガジンを掴み、装填する……。このような行動の一つ一つが、自分の身体を使ったリアルなものであることも特徴だ。これはVRならではの体験となっているので、ぜひ経験してほしい。
このゲームのもう一つの特徴は、瞬間的に遠くへと動けるワープ移動だ。利き手とは逆のコントローラのトラックパッドを押し込むことによって、ワープ移動のためのレーザーを出すことができる。そしてトラックパッドの押し込みを離すことによって、レーザーの照射先に一瞬で移動することができるのだ。これにより、敵に囲まれたときに瞬間的に退避できるほか、剣を構えつつ、あえて敵に向かってワープをすることで、ワープによる高速移動を活かした突進攻撃を行うこともできる。このように、移動と攻撃の両方に重要となってくる要素なのだ。
銃と剣、そしてワープ移動を駆使して敵を殲滅!
一通りチュートリアルで立ち回りを覚えたら、シングルプレイモードで実践だ。使用するキャラクターとミッションを選ぶことでゲームを開始することができる。
エデン・タワーへの潜入を行うミッションでは、次々と現れる敵ロボットを倒していくこととなる。ロボットには、近づいてパンチを放ってくる近接タイプ、銃で攻撃してくる遠距離タイプなどが存在する。また宙を飛ぶドローンのような敵も存在し、空中から射撃を放ってくる。こういった多彩な敵を殲滅することでミッションのクリアとなる。敵ごとの特徴を見抜いて、どういった立ち回りが有効か考えつつ戦おう。
敵との交戦時には、身体を使っての回避なども重要になってくる。例えば、機械の陰にしゃがみこむことでバリケードのように利用し、敵の銃撃を避ける行動もできる。そして敵の射撃の合間を縫って立ち上がり、敵の頭を撃ち抜いて撃破するという映画のワンシーンのような動きも可能で、まさにヒーローになったような気分で戦うことができるのだ。
また、銃ではなく剣を使用した戦いでは、背中から剣を抜き、ボタンを押して光の刃を展開するなど、まるでライトセーバーのような武器での立ち回りを体験することができる。この光の刃は直接攻撃に使用するだけでなく、敵の銃撃を反射することができるため、厄介な遠距離タイプの敵に対しても互角以上に戦うことができる。
本作は、現時点は早期アクセスコンテンツであるものの、銃や剣を使ってヒーローのように立ち回るゲーム性を存分に楽しむことができる。今回はシングルプレイモードの紹介となったが、既にマルチプレイも実装もされており、今後のアップデートが楽しみな作品だ。
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