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AIが高齢者と対話する「御用聞きAI」、京都で実証実験

2016年08月01日 17時19分更新

 エルブズは7月5日、京都府相楽郡南山城村地域において高齢者向けのチャットアプリケーション「御用聞きAI」のプロトタイプの実用化を目的とした事前調査および実証実験を行なうことを発表した。

 エルブズは大学などと連携し、AIを利用するユーザーと対話を行なう基盤技術「Agents of Socialization(社会性エージェント)」を開発。AIと対話するチャットアプリケーションを搭載した高齢者向けコミュニケーションツール「ケアエージェントサービス」の実用化を目指している。

 調査・実証実験に際してエルブズは、南山城村及び南山城村が100%出資する株式会社南山城と、南山城村の活性化を目的とした「南山城村地域活性化に関する基本協定書」を締結した。これにより、同社が提供するケアエージェントサービスを、商店街ICT受発注宅配システムの受注受付として活用し、「御用聞きAI」としての実用化を目指す。

ケアエージェントサービスの利用者、管理者画面

 また、南山城村での実証実験を通じて取得した情報から、地域包括ケアモデルが持つ課題を解決することも目指していくという。

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