リンクスインターナショナルはアメリカのMerge Labs, Inc.と国内販売総代理契約を締結し、スマホ用VRゴーグル「Merge VR Goggles」の取り扱いを開始した。それに伴い、本製品は株式会社Project White「TSUKUMO」にて独占販売を開始した。価格は1万3824円。
都内某所にて行なわれた発売イベントには、Merge Labs, Inc.の上級副社長 事業開発日本担当 ロバート・E・ハントレー氏が登壇し、Merge VR Gogglesの魅力について語った。
素材は柔らかく衝撃に強いウレタン100%を使用。スマホを入れた状態でビルの8階から落とした実験動画が公開されており、中のスマホも無事との驚きの衝撃吸収性はほかのVRヘッドセットにない利点だ。また、素材が柔らかいため装着もしやすく、眼鏡の上からでもラクに付けられるとしている。重量は400グラム以下と軽量。また、光は遮断しながらも、熱の逃げ道である隙間が空いており、スマホの熱がこもり難いとのこと。スマホを取り付けながらもヘッドセットやイヤホンジャックを付けられ、外部に漏らさずに音も楽しめる。
ビルの8階からの落下実験動画
本体上部には瞳孔間距離を調整できるスライド式のボタンが2つ搭載されている。この2つのボタンを押すことで、装着したスマホの液晶をタッチすることができるとのこと。スマホを入れるスリットは大きめで、iPhone6 Plus以上のスマホが発売されない限り、すべてのスマホが搭載可能としている。
イベントの最後にはVRメディアのMoguraVRで編集長を務める久保田氏が登壇。VRヘッドセットを装着する際、衛生面に考慮した布製のマスク「ニンジャマスク」の有用性についてアピールした。
Merge VR Gogglesは1万円以上と、スマホ搭載型のVRヘッドセットとしては高価ではあるが、ウレタン製という柔らかな素材はプラスチック製のほかのヘッドセットよりも魅力的。伸縮性の優れる本体は、中が汚れても拭きやすく、メンテナンス性にも優れる。肉厚で柔軟性があり、前述の動画でも実証された衝撃吸収性の高さは◎。割と乱暴に扱いがちな人にはオススメの一品になりそうだ。
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