ヤマハは7月29日、MusicCast対応製品を大幅に拡充。小型のワイヤレススピーカー「WX-010」、専用サウンドバーとワイヤレススピーカーをセットにした「MusicCCast-P306」などを発表した。
MusicCastは昨年8月から海外展開を開始したヤマハ独自のワイヤレスネットワークオーディオ規格。タブレットやスマホアプリで対応製品を一元管理し、複数の部屋に置いた機材で同じ音楽を流したり、広い部屋で複数の機器をリンクして再生するといったことが可能だ。
音楽ソースはNAS上のデータを共有できるだけでなく、MusicCast対応機種につないだ外部入力機器(BDプレーヤーやテレビなどのデジタル機器に加え、レコードプレーヤーなどのアナログ音声)の音を別のMusicCast対応機器に無線で飛ばすこともできる。
ヤマハでは2016年後半、このMusicCastを改めて訴求し、対応機器を増やしていく計画だ。本日発表となったのは下記の4製品となる。
YSP-27000(実売12万円前後、9月上旬発売) MusicCast-P306(実売7万5000円前後、10月中旬発売) WX-010(実売2万5000円前後、7月28日発売) CRX-N470(価格5万8000円+税、9月上旬)
サウンドバーとWi-Fiスピーカをセットにした「MusicCast-P306」
MusicCast-P306は、専用のサウンドバーとワイヤレススピーカー(WX-010)をセットにして販売するパッケージ。テレビを置くリビングに加え、キッチンや寝室などに音楽を気軽に配信してシェアできる点を訴求する。
サウンドバーは“エア・サラウンド・エクストリーム”という7.1chの仮想サラウンドで5.5㎝のウーファーと1.9㎝のバランスドームツィーター(メイン30W+30W)に加え、7.5㎝のサブウーファー(60W出力)を内蔵している。側面にはバスレフポートも用意した。
本体サイズは幅950×奥行き131×高さ72mm。テレビの前に置くだけでなく、壁掛け設置もできる。重量は4.9㎏。光/同軸のデジタル入力のほか、アナログ入力にも対応する。
小型でも十分な低域再生ができる「WX-010」
WX-010は、Wi-Fi機能やBluetoothを内蔵した小型スピーカーだ。9㎝のウーファーと2.5mmのツィーターによる2ウェイ構成で、左右側面にある2つのパッシブラジエーターを通じて小型でもゆとりある低域を再生できる。
モノラルスピーカーだが、MusicCastでリンクすることでステレオ再生も可能だ。上部にタッチパネルを備えている。
100BASE-TX、Wi-Fi(IEEE 802.11n)、Bluetoothなどを装備。AirPlay、DLNA準拠のネットワーク再生、vTuner、radiko.jpといった機能が利用できる。NASに保存した192kHz/24biのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitのALACなどハイレゾファイルにも対応している。
本体サイズは幅120×奥行き130×高さ160mmで、重量は1.7㎏。再生周波数帯域は60Hz~20kHz(-10dB)。最大出力は25W。
CDやラジオを含めてあらゆるソースに対応できる「CRX-N470」
CRX-N470は、CDドライブ、USB端子、100BASE-TX、Wi-Fi(IEEE 802.11n)、Bluetoothなどを装備。音楽CDに加え、AirPlay、DLNA、vTuner、radiko.jp、ワイドFMなど多彩なメディアに対応した一体型コンポ。ハイレゾ再生にも対応しており、最大192kHz/24bitのWAVやFLAC/AIFF、96kHz/24bitのALACファイルなどの再生が可能だ。
本体サイズは幅270×奥行き330×高さ110mm(アンテナ縦で高さ179mm)。重量は約3.0㎏。デジタルアンプ部分の定格出力は18W+18W(6Ω、1kHz 1%THD)
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