※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとやんちゃデジタルKidsたちがテクノロジーとサブカルチャーの交差点からお届けする、たいへんマニアックなコーナーとなっております。初見の方はご注意ください。
ソニーにドナドナされたVAIOが設立2周年だそうで。安曇野本社プレスツアーがあり、リスキー局長も潜入してまいりました。
ACCN:というわけで、たらいも。
ゆうこば:お帰りなさい! あれ、お土産はいただきましたっけ?
ACCN:ヒノキコースターあげたでしょ(詳細はナックル野郎の前乗り記事を)。
ゆうこば:(校了とかあったのに、いつの間に行ってきたんだろう……)僕は宮野編集長とVAIO株式会社製初代「VAIO Z」発表時期に行ったっきりですね。どうでしたか?
ACCN:今回は時期的にフル稼働というわけではなかったから、のどかだったよ。
ゆうこば:Facebookなど見ていると、みんな楽しそうで、嫉妬の涙で枕を濡らしましたよ(たぶん、君国さんも)。
本社工場では現在はVAIO Zシリーズの製造と、そのほかのシリーズの検品工程「安曇野フィニッシュ」が行なわれています。
ゆうこば:VAIO Phoneも仲間入りしているんですね。あ、もちろんBizのほうですよ、Windows 10 Mobile搭載の。
ACCN:暗黙の了解で「日○通信」はNGワードだったよ。
ゆうこば:写真を見ていると、知っているライターさんばかりですね……。
前社長の関取氏から交代して1年の大田社長は2年でV字回復、ロボット製造やIoT、受託生産と事業を拡大する方針を説明。副市長は「VAIOは地元の誇り」などと語りました。
ACCN:まぁ、かいつまんでいうとVAIOは好調だよ、と。「T」や「F」と一緒にならないよ、と。
ゆうこば:あぁ、そんな飛ばしもありましたね……。って、取材内容をそんなにはしょっていいんですか?
もちろん、工場内も見学させていただきました。
工場内はたいへん衛生管理の行き届いた感じで、さすが精密機器をあつかう工場といった印象です。
ACCN:そのサイズから「0603」と呼ばれているの。スマホにはもっと小さいの使われるそうよ。はい、コレもあげる。
ゆうこば:おお、ありがとうございます!……ってコレ、洗濯機で丸洗いしたってつぶやいてませんでしたっけ? なんだか湿ってるし!
ACCN:機械のメンテとか、管理もたいへんそうよね。
ゆうこば:これだけの設備、パソコン製造だけに使うのは確かにもったいないですね。
工場では人の手による作業も重要なパートを占めています。
ゆうこば:結局、最後は人の手なんですね。僕も見に行ったとき、部品の確認やら何まで全部人の手とシステム化された管理体制で、ホント圧倒されたのを覚えています。
ACCN:実用に耐えられるか、ちゃんと全品チェックしているのね。専用の機械やソフトを自社開発で賄っている。すべてソニー時代から受け継がれているものだそうよ。
ゆうこば:おや、この部屋は……?
ゆうこば:電波暗室……リスキー的には「お仕置き部屋」ですね。エイビットで見たことある気がしますが、VAIOの中のものは初めて見ました! これは一家にひと部屋欲しい。
ACCN:ゴトーくん(注・ライター)が閉じ込められて泣きそうになってたよ。もうスマホをつくるのと設備変わらないよねー。昔はもっといろんな電波モジュール(ワンセグとか)入っていて、試験内容も複雑だったそう。
ほか、写真は撮れなかったのですが、VAIO Z Canvasの液晶保護フィルムを貼るコーナーなどもありました。
ゆうこば:「保護フィルム貼り」の名手として、黙って見ていられたのですか?
ACCN:だって、つまみ出されたら困るもん。そのコーナーだけビニールハウスみたくなっててね。専用の機械を使って、それはもう手際よくサッと貼ってた。見学したみんなたちが「これはACCNの負けだよね」と言わんばかりにアテクシを見たのがイヤでした。ムキーっ!
ゆうこば:……オトナになりましょうよ。
普及帯向けモデルの「VAIO C15」を発表し、スマホはもちろん、EMS事業の展開にも期待が膨らみます。懇親会では熱心に記者の意見に耳を傾ける社員のみなさんも印象的でした。きっと、VAIOはやってくれるでしょう!
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