一般的な利用ならパフォーマンスは十分
参考のために、いくつかベンチマークテストを行なってみた。PCの総合的な性能を計測する「PCMark 8」と「PCMark 7」の結果は以下の表に示した通りで、Core M搭載のYoga 3やCore i5-5200U搭載のYoga 3 14に比べて、PCMark 8のスコアは、1.3〜1.4倍程度高い。ストレージがHDDであるため、SSDを搭載したYoga 3に比べると、PCMark 7の総合スコアやストレージスコアは低くなっているが、一般的な利用には十分なパフォーマンスである。
また、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.4K」の結果は、1280×720ドット標準品質のスコアが5750で評価は「快適」、1920×1080ドット標準品質のスコアが3478で評価は「普通」となった。ドラゴンクエストX程度の比較的軽いMMORPGなら、解像度と設定次第で十分遊べるといえる。ストレージのパフォーマンスを計測する「CrystalDiskMark 5.1.2」の結果は、HDD搭載なのであまり高速ではない。
ideacentre AIO 510S | Yoga 3 Pro | Yoga 3 14 | Yoga 3 | |
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CPU | Core i5-6200U | Core M-5Y70 | Core i5-5200U | Core M-5Y10c |
ストレージ | 1TB HDD | 512GB SSD | 500GB SSHD | 128GB SSD |
PCMark 8 Home conventional | 2426 | 1349 | 1679 | 1747 |
PCMark 8 Home accelerated | 2992 | 1393 | 2200 | 2183 |
PCMark 8 Creative conventional | 2373 | 1335 | 1700 | 1621 |
PCMark 8 Creative accelerated | 3309 | 1535 | 2676 | 2547 |
PCMark 8 Work conventional | 2687 | 1658 | 1924 | 2289 |
PCMark 7 PCMark score | 2873 | 2931 | 2734 | 3277 |
PCMark 7 Lightweight score | 2157 | 2342 | 1617 | 2199 |
PCMark 7 Productivity score | 1591 | 1482 | 1013 | 1494 |
PCMark 7 Entertainment score | 2764 | 1967 | 2257 | 1962 |
PCMark 7 Creative score | 5520 | 6868 | 5957 | 6355 |
PCMark 7 Computation score | 12572 | 7923 | 10559 | 7473 |
PCMark 7 System storage score | 1633 | 5213 | 3117 | 5296 |
PCMark 7 Raw system storage score | 353 | 4867 | 1194 | 4639 |
スタイリッシュな液晶一体型PCであり、家族で共有するPCとしても最適
ideacentre AIO 510Sは、スタイリッシュで使い勝手に優れた液晶一体型PCであり、リビングなどに置いても違和感がないため、家族みんなで共有するPCとしても向いている。ウェブ直販限定だが、今回試用した上位モデルでも11万3000円程度(キャンペーン中にEクーポンを使えば9万4000円程度)で販売されているため、コストパフォーマンスも高い。HDMI入出力に対応しているので、さまざまな活用ができることも魅力だ。PCを持ち運ぶ必要はないが、省スペース性の高いPCが欲しいという人にお勧めしたい。
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