イオンモバイルは7月25日、取り扱い機種の増強と月額1500円(税別)の新オプション「050かけ放題サービス」を発表しました。新オプションは明日7月26日から受け付け開始です。
IP電話を利用したかけ放題サービス
「050かけ放題サービス」はIP電話網を利用した通話サービス。Android・iPhone向けに提供される専用アプリから発信できます。かけ放題の対象となるのは、国内の固定電話、携帯電話、PHS、IP電話。一方で、緊急ダイヤルや国外通話、ナビダイヤルなどは利用不可となっています。
月額料金は1500円(税別)。初回申し込み時のみ1000円(税別)の手数料が発生します。IP電話という特性上、音声プラン、シェア音声プランだけではなく、データ専用プランのユーザーも利用可能です。
契約申し込みの受け付けは、7月26日から。なお、窓口とユーザーのステータス(新規/MNPか、契約済みか)によって申し込みの可否および方法が異なるので注意が必要です。
イオンモバイル独自の特徴を備えた新型スマホも発表
新オプションと同時に、同社で販売するSIMフリースマホとして、ZTE製「Blade E01」と富士通製「arrows M03」を発表。
Blade E01は、ほかのMVNOなどで取り扱われている市販モデルがメモリー1GB、ストレージ8GBですが、イオンモバイルモデルはメモリー2GB、ストレージ16GBとなります。そのほかのスペックは市販品と同様で、SoCはMediaTek製MT6735P、5型HD解像度ディスプレー、バッテリー2200mAh、Android 5.1搭載。発売予定日は8月11日で、価格は1万7800円(税別)です。
Blade E01がいわゆるエントリーモデルの端末なのに対し、arrows M03はミドルレンジ機。おサイフケータイ(モバイルWAONや楽天Edyなど、特定のサービスの利用に限る)やワンセグ視聴など日本独自仕様に対応。OSはAndroid 6.0です。
こちらも、E01と同じくイオンモバイル限定仕様が施されており、前機種「arrows M02」でも搭載していた初心者向けホームアプリ「シンプルUI」や、スマホの画面が見にくいという声にも答える「いつでもズーム」「くっきり文字」に対応しています。発売予定日は9月16日、価格は3万7800円(税別)です。
「かけ放題」を望む声は多い
発表会にあわせ、イオンモバイルは現在までのユーザーの利用状況の統計情報を公開。今年の3月と6月を比較すると20〜30代のユーザーが増えており、キャリアのスマホも扱うイオンの携帯電話売り場では、前年度比で約23%も格安SIMの販売が増加しているとのこと。
また、6月末時点では音声契約とデータ専用契約の比率は7対3で、ユーザーからは「(全体の)通信費だけではなく、電話代も安く」「通信費は安くなるけど、電話は高いからどっちが得かわからない」などといった意見が集まったと言います。
そんなユーザーの声にこたえた今回の施策。050を使ったIP電話でのサービスということで、MNOのかけ放題プランとは異なりますが、同サービスを選ぶ上での新しい選択肢になりますね。
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