みなさん、こんばんは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。国内外のApple噂系サイトで7月19日から7月23日までに出回った内容をまとめました。
今回もiPhone 7シリーズのリーク画像のオンパレードでした。総括すると「これまでの噂どおり」の内容で、真新しい情報はありませんでしたが、一時期噂されていたPlusの上位版と言われていたProというモデルは存在せず、iPhone 7シリーズも従来の2モデル構成を踏襲するようです。ハッキリしないのはカラバリで、こちらも従来踏襲なのか、噂されているスペースブラックやディープブルーが加わるのかわかりません。
個人的にはiPhoneより気になったのが、米インテル社がSkylakeの後継アーキテクチャーである「Kaby Lake」プロセッサーの一部モデルをリリース済みという情報。具体的には、モバイルノートPCなどに使われるKaby Lake-U、2 in 1やタブレット端末に使われるKaby Lake-Yだそうです。これまでUシリーズはMacBook Airや13インチMacBook Proに搭載されてきたので、おそらくKaby Lakeも同様になるでしょう。しかし、現行モデルのMacBook Airや13インチMacBook Proは発売から1年が経過しており、Kaby Lakeから2世代古いBroadwellアーキテクチャーのプロセッサーを搭載しています。
Kaby Lakeが出たとなると、いまさらSkylakeベースのプロセッサーのモデルは出しづらいと思われるので、次期モデルはSkylakeをスキップする可能性も高まってきましたね。個人的には、次期MacBook Airにめちゃくちゃ期待しているので、早く出てほしいところです。ちなみに、15インチMacBook Proなどに搭載されると考えられる「Kaby Lake-H」シリーズは年内のリリースと言われているので、15インチの新モデルがいつになるのかはちょっと読めなくなってきました。PolarisアーキテクチャーのRadeonを搭載するという噂もあり、こちらも期待大なのですが、なんだか最近のAppleは周りのテクノロジーのApplle進化をキャッチアップできてない印象です。
7/19 2017年モデルのPhone用プロセッサーもTSMCが独占受注
DigiTimesによると、2017年に登場すると見られる新型iPhoneのプロセッサーに採用される予定のApple A10は、台湾TSMC社が独占受注するそうです。今秋にリリースされるiPhone 7シリーズが搭載するプロセッサーと見られるApple A10も同社の独占製造と言われており、事実であれば2年(2モデル)連続となりますね。Appleは、各種部品を安定供給するために、1メーカーだけに独占的に製造を請け負わせるということは避けてきましたが、TMSCの製造能力がよほど高いのか、ライバル会社がふがいないのかわかりませんが、珍しいことです。なお、Apple A11は、10nm FinFETプロセスで製造され、2017年1〜3月期にサンプル出荷、7〜9月に量産となる見込みです。
7/19 TSMCが設備投資を加速!Appleの重中は織り込み済み?
EMSOneによると、Apple Aシリーズの製造で知られる台湾TSMC社が、設備投資額を1兆80億〜1兆1140億円(95億〜105億ドル)に上方修正したそうです。ほかの噂にもありますが、この設備投資は、AppleからのApple A11の受注を見越したものと考えられます。Apple A11は10nm FinFETプロセスで製造されるため、TSMCはこのラインの設備を増強するようです。
7/19 iPhone 7 Proは存在しない
エヴァン・ブラス氏が、iPhone 7シリーズでPlusの上位モデルとしてProが存在するという噂を否定しているそうです。つまり、iPhone 7シリーズは従来同様の2モデルになるとのこと。これまでに出ていた、iPhone 7 Proと考えられる写真は加工された偽物とのこと。
7/21 サムスンが米国でのスマホシェアでiPhoneを逆転
EMSOneによると、2016年3〜5月期における韓国サムスン電子社の米国での販売シェアが、初めてAppleを抜いたそうです。調査会社である米カンター・ワールドワイド社のレポートです。3〜5月という四半期ではない微妙な期間で区切っているのがどうかと思いますが、Wikipediaによると米国ではGalaxy S7やGalaxy S7 edgeが3月11日にリリースされていたようなので、モロにS7シリーズの影響を受けた結果と思われます。日本でもGalaxy S7 edgeはかなり人気なので、一般的な第2四半期(4〜6月)でも首位はサムスンなんじゃないでしょうか。
7/21 iOS 10では濡れたLightningケーブルを感知する
EverythingAppleProによると、現在デベロッパー向けに配布されているiOS 10 beta3では濡れたLightningケーブルを挿すと画面に警告が表示されるそうです。具体的には「Disconnect Lightning Accessory」(Lightning接続アクセサリーを外しなさい)という警告文が表示されるようです。さらに「Liquid has been detected in the Lightning connector」(Lightningコネクター内に液体が検出された)という説明が加わっているので、iPhone側に液体を検知するセンサーが備わっているようです。なお、この警告が出るのはiPhone 6sシリーズとiPhone SEのみとのこと。
7/22 次期MacBook AirシリーズはSkylakeをスキップしてKaby Lake搭載?
「気になる、記になる…」経由、Anadtechによると、米インテル社は同社のCPUの新世代アーキテクチャーとなる「Kaby Lake」の一部モデルがすでに出荷されているとのこと。そして、その一部というのが「Kaby Lake-Y」「Kaby Lake-U」とのこと。Yシリーズは12インチMacBookなどに採用されているCore mシリーズの後継、UシリーズはMacBook Airなどに搭載されているCore i(デュアルコア)シリーズの後継となります。MacBookは6月にSkylake-Y搭載の新モデルが登場しましたが、MacBook AirはSkylake-Uシリーズを搭載したモデルは存在せず、現行機は1年以上前にリリースされたBroadwell-Uシリーズのプロセッサーを搭載しているモデルです。Kaby Lake-Uが本当に出たとなると、間もなくの登場が噂されるMacBook AirはSkylakeをスキップしてKaby Lakeベースかもしれませんね。つか、マジ早く出してほしい。
7/22 iOSのゲーム市場規模で中国が米国を抜いて首位に
EMSOneによると、App Storeにおける2016年4〜6月期のゲームアプリの売り上げで、中国が米国を抜いて1位になったそうです。まあ、もともと中国のほうが人口が4倍ぐらい多いので、抜かれるのは時間の問題かと思いましたが、それにしても中国の勢いがスゴイですね。
7/22 iPhone 7シリーズには、「Lightningヘッドフォンジャックアダプタ」が付属
Business Insiderによると、ドイツ銀行のアナリストがiPhone 7関連の情報をレポートしているそうです。それによると、iPhone 7 Plusはデュアルカメラと3GBメモリーを搭載、iPhone 7はカメラと光学系が改良されている、ステレオ対応による音質の向上、プロ仕様の防水、感圧式の新しいホームボタンの採用、新しいカラバリ(色の言及はなし)、イヤホンジャックが廃止されてイヤフォン系はLightningポート接続に、イヤフォン用にLightning変換アダプターが付属——となっています。
7/23 イヤフォンジャックはやはりナシ!iPhone 7の実機写真が流出
スティーブ・ヘミストーファー氏によると、iPhone 7の実機写真が流出しているとのこと。それによると、底面には中央にLightningポート、その両脇にスピーカーやマイクの孔が空いており、イヤフォンジャックは見当たらないとのこと。また、写真ではわかりにくいですがメインカメラが大型化しているそうです。
7/24 iPhone 7は9月16(金)に発売
エヴァン・ブラス氏によると、iPhone 7シリーズは9月16日(金)にリリースされるとのこと。ここ数年、iPhoneは9月20日前後の金曜日に発売されることが多かったのですが、今年の9月20日は火曜なので、前倒しで16日ということなんでしょう。となると、iPhoneを発表するスペシャルイベントは9月3日の週に開催されると思われます。9月16日ですかぁ〜。日本では飛び石とはいえシルバーウィーク前の発表なので、みなさん大変ですね。月曜を祝日に持ってきて3連休にする法律は、出版界にとってはかなり迷惑です。
7/24 iPhone 7は新型ホームボタン搭載
スティーブ・ヘミストーファー氏によると、中国Weiboに4.9インチのiPhone 7のプロントパネルと考えられる画像がアップされているとのこと。流出しているのは、5.5インチのiPhone 6s Plusとの比較写真で、ホームボタンの孔の外周縁部の加工が異なっているように見えます。このことから、iPhone 7では新型のホームボタンが採用される可能性があります。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります