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ニッポン放送・Cerevo・グッドスマイルカンパニーがカッコいい新型ラジオでコラボ

ニッポン放送がつくる本気のラジオ「Hint」登場

2016年07月20日 17時30分更新

 ニッポン放送・Cerevo・グッドスマイルカンパニーがこれまでにない新型ラジオでコラボを行う。

左よりニッポン放送の吉田尚記アナウンサー、SF inc.のメチクロ代表、Cerevoの岩佐琢磨代表、グッドスマイルカンパニーの安藝貴範代表。

 20日、ニッポン放送・Cerevo・グッドスマイルカンパニーによる新商品共同開発~発表記者会見が開かれた。場所はニッポン放送のイマジンスタジオ。

 発表されたのは、3社共同による新コンセプトのラジオ「Hint」(ヒント)。発表タイミングより、クラウドファンディングがCAMPFIREでの予約受付が始まった。支援価格は、2万1500円(税込、送料込み)からで支援の締め切りは9月20日まで。発送は2017年3月頃を予定している。

 Hintプロジェクトを立ち上げたのは、デジタルやアニメをはじめサブカルチャーに精通するニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。ヘビーなガジェッターでもある同氏の呼びかけによって、Cerevo、グッドスマイルカンパニーとのコラボレーションが実現した。

 製品コンセプトは、「ラジオというメディアをイチから見つめ直しリデザインした新しいラジオ」。ネットへの接続が当たり前の現在においても、いまなお失われていないラジオが持つ本来の価値と、新たに備わる機能による価値を追求したIoTガジェットといえる。

 ニッポン放送によるコンセプトを、仕様設計や試作機のハードウェア開発面でCerevoがかかわり、フィギュアメーカーのグッドスマイルカンパニーが製品のデザイン面で協力している。

 分野の異なる3社が、それぞれこだわりを持ちよって開発されたHintはクラウドファンディングを通じての製品化を目指す。「正直この3社が何を作るのか予想できなかったのでは。ラジオ局であるニッポン放送はつくる本気のラジオとなる。番組とハードウェアづくりは一緒に考えてもおかしくはない」と吉田アナは語る。

デザインを手がけたのはSF inc.代表のメチクロ氏はtoon WORKSHOP THP-01ヘッドフォンを手掛けている気鋭のクリエイティブディレクター。

無指向性スピーカーとワイドFM対応

 ラジオを聴くためのハードウェアとして作られたHintは無指向性スピーカーを内蔵。部屋のどこにいても、360°クリアな音が響く形で、リスニングポイントが制限されない。

 また、2016年3月より始まったワイドFM(FM補完放送)にも対応。AM放送であったニッポン放送も、ダイヤルを93.0に合わせれば、クリアでノイズの少ないFM音声で受信できる。

 さらにHintはラジオだけでなく、単独でBluetoothスピーカーとしても利用可能。スマートフォンからの音声再生、radikoにも対応している。

 本体には高性能のDSPチップ、SILICON LABS Si4735を搭載。ニッポン放送技術部の協力によって、より人の声が聞きやすいラジオ向けのチューニングがなされているという。「アコースティックやジャズが聞こえやすい。個人的にはボーカルが聞き取りやすいのでアニソンが聞きこみやすい」と岩佐氏。

 またデジタルガジェットだが、起動時間がほぼ0になるCerevoならではのこだわりも。入れた瞬間にラジオの音が聞けるようにこだわったという。

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