週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

やったらハマる! PCゲーム『フィギュアヘッズ』【実戦編】

2016年07月26日 11時00分更新

ポストトリガーの制圧を最優先に

ショータ さあ、ブリーフィングが終わると、いよいよ試合開始です。最初の動き方でその後の戦況が決まってしまったりもするので、しっかり行動したいところですね。

カクッチ 最初はどうすればいい?

まずはポストトリガーを押さえよう

ショータ カジュアルマッチやランクマッチなら、ロールに関わらず、まずは数機を除いてほぼ全員ポストトリガーの制圧に向かうといいです。自軍タレットトリガーや、自軍ピットに近いリペアポイントやサプライポイントの制圧は2~3機の僚機に任せ、ポストトリガーの制圧を最優先にします。

イッペイ 全員で行くんだね。1人ぐらい敵ポストに向かったり、タレットの守りを固めたりしなくていいの?

ショータ ポストトリガーとタレットトリガーの両方が制圧されなければコア攻撃を受けない、というのはこれまでにも言ってきた通りです。ちょっと細かい話になるんですが、ポストトリガーは中立状態でも両方のコアにシールドが張られる仕様になっているんですよ。一度制圧しておけば、仮にポストトリガー付近で劣勢になったとしても、こちらの制圧状態が中立化され、敵の制圧状態に移るまでの間はいくらか猶予があります。言い換えれば、多少は味方の援護を期待して粘れるんです。一方、タレットトリガーは中立化状態でもタレットの機能が停止してしまうので、勢いよく攻め込まれると一瞬で無力化されやすく、ポストトリガーよりも守るのが大変なんですね。ポスト付近が激戦になりやすいのは確かなんですが、相手を押し込むためにも、なるべくポストトリガーを最優先で自軍の制圧下に置いておきたいところです。

 開始直後に4人でポストトリガーを制圧し、1人は真っ先に敵タレットトリガーを制圧に向かうような強襲作戦もアリですが、うまくやらないと最悪、敵軍タレットは取れたけど、敵にポストと自軍タレットを取られてコア攻撃で試合終了、なんて流れになりかねません。同じように、強襲を警戒して自軍タレットトリガーに多くの人を残せば、ポストトリガー制圧で数的不利になり、結局そのまま押し込まれる可能性が高くなります。マップの形状にもよりますが、敵がいきなり大勢でタレットを取りに来ることは考えにくいため、まず自軍タレットは2~3機程度の僚機で防衛させ、他は全員ポストトリガーの制圧に専念するのがベターだと思います。

カクッチ ポストが制圧できてなきゃ、いくら敵タレットを制圧してもダメだもんね。

チーム個々人の力が勝っていても、コア攻撃されてしまうと一瞬で戦況をひっくり返されるのがこのゲームの難しいところ。コア攻撃を防ぎつつ、機をみて敵のコアを狙う戦略が求められる

ショータ どうしてもポストトリガーを制圧できなくて、陽動で敵タレットを誰かが取りに行くってことはなくもないんですが、そのスキに味方タレットを制圧されたりしたら目も当てられません。まずはポストと自軍タレットのどちらかの制圧をしっかり維持すること。そもそも、試合序盤の強襲ってリスクも大きいんですよ。リーダー機のリスポーンも早いですから、うまくポストとタレットを制圧できてもすぐに取り返されちゃうんです。それで逆に不利になったり……もちろん、実力差がある場合はその限りではないですけど。

イッペイ とにかくポスト・タレットを同時に制圧されるような状況を作らない選択がマストなわけね。最悪、どちらかを諦めなきゃいけないような状況もありそうだね。

ショータ ポストトリガーを制圧され、敵がさらに攻めてくるようなら、一旦タレットトリガー付近に集合して立て直すことも考えたほうがいいです。むやみに攻めてリーダー機を落とされると、リスポーン時間がどんどん伸びてジリ貧になっちゃいますからね。コア攻撃さえ受けなければ、リーダー機の撃破数での争いになります。撃破数で優位に立っておけば、たとえ押し込まれていても勝機はあるわけです。

 そのへんのチームとしての方針をどうするか……今ポストトリガーを取り返しにいくのか、そのままタレットトリガーで敵を迎え撃つのかっていう、試合中の意思統一がいちばん難しいですけどね。僕の体感だと、コア攻撃を受けてしまうような状況って、チーム内の意思統一がかみ合わなかった場合がほとんどです。いずれにせよ、2つの施設のいずれかを死守することを常に頭に入れながら、自機や僚機の位置取りを考えるといいでしょう。

リザーブ機で状況を打開せよ!

ショータ で、あとはお互いに施設の制圧合戦をしながら、押し込んだり押し込まれたりの争いを繰り広げるわけですが……。

カクッチ ですが?

ショータ 相手がいるゲームですから、そう毎回毎回うまく試合を運べるわけではありません。敵チームとの力量差や機体構成によっては、戦況が膠着状態になってしまうことがけっこうあります。一番メジャーなのは、敵が制圧したポストやタレットの守りを崩せない、ってやつですね。そういう時、どうしたらいいと思います?

イッペイ 味方との意思疎通をしっかりする、とかかな。あとは、粘り強く機会を待つとか?

ショータ もちろん、それが一番大事なことです。でも、状況によっては個人でも絶大な効果を発揮できる『リザーブ機』の使用をオススメしたいところですね。

イッペイ 確か、リスポーンしたときに乗り換えられるもう1機の自機だよね?

リザーブ機への乗り換えは、撃破されたあとのリスポーン待機画面で行う。画面右下のタブから『リザーブ』を選択するだけ

ショータ はい。たとえば最初はアサルトに乗っていたけど、敵がポストトリガーを制圧してしまい、トリガー付近でしっかりとカバーに入られ、なかなか守りが崩せない状況になったとします。その時、リザーブ機にストライカーを用意しておけば、遠距離から敵の頭上・背後にキャノン砲を落とせるため、敵体力を削り、攻め込むきっかけを作りやすくなるんです。そもそもこのゲーム、遮蔽物の背後にいる敵への攻撃手段はグレネードかキャノン砲ぐらいしかないのですが、敵に爆熱系の攻撃に弱いヘヴィアサルトが多い場合、より効果的ですね。

 また、『The 1st Yard』のポストトリガー付近、『Subway』のリペアポイント付近など、開けた空間で敵にスナイパーがいた場合、味方チームの射程が短いと一方的に攻撃を受け、攻めづらい状況になりがちです。その場合、こちらもスナイパーに乗り換えられれば、敵スナイパーを妨害し、他の相手にもプレッシャーをかけられるでしょう。こんな感じで、状況次第で必要になりそうな2Footをリザーブ機として用意しておけば、困難な状況を打開するきっかけになるんですよ。

施設の攻略で膠着状態に陥った際に便利なのがストライカー。キャノン砲で、遠距離から遮蔽物越しの攻撃が可能

イッペイ ほー。選択肢を増やせば、それだけ戦いやすくなると。

ショータ 特徴があり、比較的リザーブ機として採用しやすいのはストライカーやスナイパーですが、面白い使い方だと、アサルトのリザーブにアサルトを用意している人をたまに見かけますね。

イッペイ ……それ、なんか意味あるの?

ショータ 敵の構成によって、使う武器やフィギュアヘッズを変えるんだと思います。たとえば、敵に重量級が多ければロケットランチャー、少なければアサルトライフルとか。同じ武器種でも特性が違ったりしますし、状況に応じた特殊装備のパターンを用意している可能性もありますね。いずれにしても、たくさん試合をこなしてみて、「こういうシチュエーションで手詰まりになりやすい」「こんなときにコレ使えれば」みたいな状況が分かってきたら、それに合わせたリザーブ機を用意するといいかもしれませんよ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事