週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ASCII編集部ゆうこばがオススメ

使い放題系格安SIMの新定番! 専用設備で快適な「U-mobile PREMIUM」

2016年07月13日 11時00分更新

通常プラントは別回線を利用した使い放題プランの実力とは!?

 格安スマホや格安SIMのおかげで、「SIM」という言葉が、一般的になってきました。さまざまな事業者の格安SIMが登場していますが、中には「種類が多いのはいいけれど、結局自分にあったSIMはどれなのか」と悩んでいる方もいるはず。

 そこで、アスキーでモバイル関連記事を担当する私、ゆうこばが夏に買いたいイチオシの格安SIMをご紹介。夏休みなどで時間が余ってしまうという人はもちろん、ふだん使いにもオススメな製品です。

ほかとは違う? 使い放題プランがうれしい「U-mobile PREMIUM」

橋本環奈さんが目印のおなじみU-mobile

 今回オススメするのは、今年7月1日から始まった「U-mobile PREMIUM」。U-mobileと言えば、動画配信サービスを運営する「U-NEXT」が提供するMVNO。定番な3GB/月、5GB/月プランなどはもちろん、これまでも(常識的な利用の範囲内であれば)データ通信量に制限のない使い放題プランを提供してきました。

 U-mobile PREMIUMもLTE使い放題のプランなわけですが、では、一体旧プランと何が違うのか? それは使用している設備が通常サービスとは違い、同じくMVNO事業も展開するIIJ社のものを使っている点です。

 旧プランも新しいPREMIUMも、ドコモのLTE回線を使っていることに変わりありませんが、新しいPREMIUMはIIJ社の設備を使うことによって、使い放題の通信品質を向上させたということですね。これによって、今出ている使い放題プランの中でも、かなり高品質なプランが実現しています。

プラン名 月額料金
(税抜き)
通信容量 備考
U-mobile PREMIUM
通話プラスプラン
2980円 無制限 SMS機能付き
U-mobile PREMIUM
データ専用プラン
2480円 無制限 +150円でSMS機能を追加可能
U-mobile
通話プラスプラン 3GB
1580円 3GB/月 SMS機能付き
U-mobile
通話プラスプラン 5GB
1980円 5GB/月 SMS機能付き
U-mobile
通話プラスプラン LTE使い放題
2980円 無制限 ※新規申し込みを終了
U-mobile
通話プラスプラン LTE使い放題2
2730円 無制限 ※新規申し込みを終了
U-mobile
データ専用プラン 1GB
790円 1GB/月 +150円でSMS機能を追加可能
U-mobile
データ専用プラン 5GB
1480円 5GB/月 +150円でSMS機能を追加可能
U-mobile
データ専用プラン LTE使い放題
2480円 無制限 ※新規申し込みを終了

 PREMIUMの料金に関しては、既に新規申し込みが終了している旧プラン「LTE使い放題」の月額料金と同じです。なお、データ専用の場合は最低利用期間なし。通話プラスの場合は利用期間に応じた最大1万2000円の解約事務手数料が発生します(13ヵ月目以降は無料)。

台紙もしっとりした紙質でどことなくプレミアム感が漂っている

Androidの場合はAPN直打ち、iOSの場合は公式サイトから提供されている「構成プロファイル」のインストールが必要。ただし、通常版U-mobileの設定とは異なるので注意

実際に使って通常回線との違いを実感!

実際に使ってみました

 使い放題プランのよくある懸念事項としては、「本当に使えるレベルの速度が出るのか?」という点があります。もちろん、通信はナマモノ。同時に利用しているユーザーの数や電波状況などで、リアルタイムに速度は変わってきます。

 試しに平日15〜16時ごろに飯田橋で、Speedtest.netアプリでサーバーを同一のものに固定し数回計測してみたところ、下り(ダウンロード)の速度は11〜15Mbpsほどをマーク。上り(アップロード)も8〜9Mbpsほどで、ウェブやTwitterなどはもちろん、YouTubeのストリーミング動画などを観てもとくに止まることもなく、問題ありませんでした。

試したSIM Ping値(平均値) 下り速度(平均値) 上り速度(平均値)
U-mobile PREMIUM 40ms 14.29Mbps 9.19Mbps
U-mobile(5GB) 49ms 2.47Mbps 8.05Mbps
【参考】ドコモ(spモード) 34ms 37.61Mbps 18.85Mbps

 同タイミングで計測した通常版のU-mobileのSIMと参考までに計測したドコモのspモード契約のSIMと比べてみると、さすがにキャリアほどの速度は出ないものの、通常版と比べるとかなり早い速度が出ているのがわかります。

LINE MusicやGoogle Play Musicなど
定額音楽配信サービスとの組み合わせにピッタリ

 自分が使い放題プランを推す最大の理由は2つ。ひとつは、やはり「ストレスが少ない」という点。

 自分も数社の格安SIMを使ってきましたが、やはり残りのデータ使用量を気にしながら使うのはストレスです。加えて、よく「アプリを更新したら遅くなった!」や「YouTubeを見てたら遅(略)」など、初心者あるあるも使い放題プランなら回避できるので、初めて格安SIMを使う人で予算に余裕がある場合には、とくにオススメしています。

音楽定額配信サービスとの組み合わせが個人的にオススメ

 2点目は、自分自身が定額音楽配信サービスを使っているという点。LINE Music、AWA、Apple Music、Google Play Music、Amazonプライム・ミュージックなど、さまざまな音楽定額配信サービスがあります。どれも外出先で使う際は、家などで端末内に一旦保存してから、聞くのが一般的ですが、これはやや面倒。

 ちなみに、自分が使っているGoogle Play Musicで1時間ちょっと(14曲)連続で曲を聴いてみたところ、約89MBほど消費していました。たとえば片道1時間の通勤で平日勤務で働いている場合、単純に計算して89MB×2(往復)×20日(平日×4週)=約3560MB/月=約3.56GB/月となりますので、3GBプランだったら音楽サービスだけで遅くなってしまうことになります。

 使い放題プランならばそのあたりは気にすること無く、利用できるので便利。好きな曲はもちろんダウンロードしておけばよいのですが、いままで聞いたことが無かった曲、サービスにオススメされた曲なども気軽に楽しめるわけです。

 格安SIMを初めて使ってみようかと、検討している方はもちろんですが、このようにラジオ感覚で音楽配信サービスを使おうと思っている方も、ぜひU-mobile PREMIUMをチェックしてみてはいかがでしょう。

編集部 ゆうこば

 アスキー編集部のモバイル担当。リスキー編集局員も兼任。メイン端末は歴代Xperiaで、デザインやカメラ性能で端末を選ぶ。また、傘をささないポリシーとよく財布を家によく忘れるので、防水性能とおサイフケータイ機能もなくてはならない存在。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事