パーツの特性は製造企業によってさまざま
ショータ 兵種の説明が終わって、本格的な機体のカスタマイズに入れるわけですが、まずは、武器や装甲を提供してくれる『企業』について説明しておきましょう。
カクッチ 企業?
ショータ ゲーム内の世界では、2Foot同士を戦わせる『BOTgame』がスポーツ化していて、企業がスポンサーとして武器や装甲を製造・提供している、という設定があるんですね。なので、企業によってパーツには色々な特色があるわけです。武器なら威力が高いけど弾が少ないとか、重量が重いとか軽いとか、そんな感じの。
カクッチ なるほど、企業を複数用意して、デザインや性能に幅を持たせてるわけね。
ショータ 現在は5つの企業製パーツのほか、性能が高くない『ジャンク品』が実装されています。企業の特徴をざっと説明すると、軽量だけど攻撃力や耐久力が低めな『サリオ』、バランスの良い『NeoNeuRon』、攻撃力や装甲値は高いけど重い『G.I.W.』、耐熱値の高い装甲や特殊な性能を持つ武器が多いが重い『Zendel & Sons』、耐熱値が高い装甲やリロード速度・連射速度の速い武器を揃えるが、重量が軽く装甲値が低い『P.O.』という感じです。
イッペイ 色々あって、いきなりは覚えられないね。
ショータ すぐに覚えるのは難しいと思いますが、ゲーム内のカスタマイズ画面で表示される武器や装甲のアイコンは、背景色が企業のカラーに染まっているので、プレイしていれば自然と覚えますよ。まずはサリオの青、NeoNeuRonの赤、G.I.W.の緑、この3色を覚えるといいと思います。それぞれ特徴がハッキリしているので。
イッペイ ジャンク品ってのは何なの?
ショータ 出所が不明なパーツや、粗悪なパーツが入れられるカテゴリーですね。性能は企業パーツに比べると低いんですけど、重量が極端に軽いせいで、武器を使っている人は意外と多いと思います。重量を抑えたい時に使う『JUNKハンドガン』は鉄板ですけど、個人的にオススメなのが、超接近戦での火力に優れる『JUNKショットガン』です。先日の公式大会でも採用している人がいて、重量の割に火力が出るので、アサルトのサブ武器に用意しておくとかなり役立ちますね。
機体の動きと体力を左右する装甲選び
ショータ 次は機体の耐久力や速度、デザインを決める装甲カスタマイズについてです。2Footはヘッド・ボディ・アーム・レッグの4つの部位から構成されていて、それぞれの箇所に違うパーツを装着できます。装甲は、軽量級(スナイパー・エンジニア)向け・中量級(アサルト・サポート)向け・重量級(ヘヴィアサルト・ストライカー)向けの3つがあり、それぞれ兵種の大きさにあったものを装着する必要があるんです。
カクッチ 軽量なら軽量で、装甲は同じものが使えるんだね。逆に、たとえばアサルト・サポート・サポートの分隊を作ろうと思ったら、3機ぶんの中量級向け装甲が必要ってことか。
ショータ パーツを集めるのもけっこう大変になるので、最初は軽量・中量・重量って感じで、分隊の兵種をバラけさせるのもいいかもしれませんね。で、機体を組み上げるときのコツがいくつかあります。まずは、『重量ボーナス』に注意することです。2Footは組み上げたときの総重量によって、規定の重量より軽ければ+1~10まで、重ければ-1~3まで、移動速度や旋回速度にボーナスが付与されます。軽量級・中量級・重量級の機体はそもそもスピードが違うのですが、同じクラスの機体でもさらに大小の差が出るってことです。体感だと、軽量級・中量級なら+6、重量級なら+5以上にしておくと、比較的軽快に動けると思います。実際は調整が難しくて、特に重量級は+2~3どまりになっちゃうことも多いですけど。
イッペイ 当然、軽ければ軽いに越したことはないんだよね?
ショータ 一概にそうとも言えません。と言うのも、装甲の大きさ・重量が、2つ目のコツである『なるべく機体のフレームを隠す』ことに少なからず影響してくるからです。
イッペイ フレーム?
ショータ そもそも2Footは、軽量級・中量級・重量級のフレーム上に装甲を装着して運用されているのですが、多くの機体は大なり小なり、このフレーム部分が露出しています。で、試合中にこのフレーム部分に攻撃が当たると、装甲で覆われた部分に当たるよりも高いダメージが出てしまうんです。フレームを狙うのと狙わないのとでは、無視できないダメージの差が出ます。
カクッチ あー、それは良くできてる。つまり、軽い装甲ほどフレームが露出しやすくて、重い装甲ほどフレームが隠れると。
ショータ その通りです。たとえば、この2Footが装備している胴体の装甲を見てください。中量級向けの軽量な『ヴァラーボード/B』という装甲なんですが、非常に軽い反面、胴体から腰にかけてフレームの大部分が露出しています。
イッペイ あー。確かにこれ、カッコいいけど心臓部分が丸見えだね。
ショータ これだと、正面から撃ちあう分には圧倒的に不利です。なので、機体の運用方法にもよるのですが、撃たれやすそうな箇所はなるべくフレームを隠したり、装甲値が高めの装甲を採用することをオススメしたいですね。これを、武器を含めた重量との兼ね合いで決めていくと。
カクッチ そう考えてみると、装甲のデザインめっちゃ重要だね。数字に表れない性能もあるのかー。これは色々試したくなる。
ショータ 結局は機体のコンセプトしだいですね。奇襲用のエンジニアなら装甲を削ってでも重量ボーナス+10を目指す、動きの少ないストライカーなら重量オーバーでもしっかりした武器と装甲を採用するとか、パターンはいくらでも考えられます。ちょっと変わった組み方だと、爆熱武器に弱い自機のヘヴィアサルトを守るために、とにかく耐熱と装甲が高いパーツで構成した盾代わりの軽量機を連れていくとか、そんなのもアリかと。相手、けっこう困ってくれると思います。
武器・特殊装備は計4種類を装備可能
ショータ 最後は武器のカスタマイズです。すべての機体は、メイン武器とサブ武器、特殊装備、近接武器の4つを装備できます。さっき言った通り、兵種によって使える武器は微妙に異なるんですけどね。
カクッチ こっちは選ぶコツとかあるの?
ショータ 基本的には装甲と同じで、メーカーによって攻撃力や重量などの性能が異なるので、機体のコンセプトに合ったものを選ぶといいですね。軽量機や中量機の相手がメインならアサルトライフルやガトリングガン、近距離で戦うならサブマシンガンやショットガン、遠距離から削るならスナイパーライフルやミサイル……など、まずは戦う相手やチーム内での役割を想定してみるといいです。それがハッキリすれば、おのずと候補は絞れてくると思います。あと、わりと気にしなきゃいけないのが携行弾数です。分隊構成にも関わってきますが、交戦中に弾切れすると何もできなくなっちゃうので。
イッペイ 場合によっては近接武器で格闘しか使えなくなっちゃうとか、そんなこともあるわけだよね。
ショータ ……実は、近接武器って外したまま出撃できるんですよ。もちろん格闘やバックスタブは一切狙えなくなりますが、そのぶん重量を軽くできるわけです。ただ、メイン武器とサブ武器を撃ち尽くすと、ほんとに何もできなくなります。まあそれはレアケースだとは思いますけど、弾数と補給キット、補給施設の状態は常に気にしておきたいですね。
イッペイ ほー。メーカーの選び方も、装甲と一緒でいいのかな?
ショータ 悩みどころなのが、同じ武器カテゴリーでも、実際使ってみるとフィーリングがかなり違うんです。ロケットランチャーなんかは特にそうで、弾の速度や放物線の描き方はもちろん、1発撃つごとにリロードが必要だったり4連装だったり……。好みとか、自分に合う、合わないが必ずあるはずなんですね。後で説明するんですが、フィギュアヘッズのスキルを使うとまた性能が変わったりするので、1つ使っただけでは特徴が分かりにくいですし、時間をかけて色々な武器を試しつつ、じっくり選ぶのがいいと思いますね。
イッペイ なるほど。じゃあ、ショータのオススメ武器とかあったりする?
ショータ 慣れてない人だと、やっぱり実弾系で連射できるアサルトライフルが使いやすいんじゃないでしょうか。個人的なオススメは、Zendel & Sonsの『ARバリエンテ30S』です。一発の威力自体はそこそこなのですが、連射性能が高く、瞬間火力が出るのがポイントです。撃ちきるのも早いので、カバーアクション時も素早く身を隠せるし、僚機に持たせるのもオススメですね。
爆熱系なら、人気が高いロケットランチャーの『アルムブラストTF4』。4連タイプで威力と重量はそこそこ、重量級はもちろん軽・中量級にもダメージを出しやすく集団戦も得意と、かなりの万能選手です。体感では、自機アサルトの採用率が高い印象ですね。
あと、個人的に好きで使っているのがスナイパーライフルの『SRベンチュラ32T』。かなり重いんですが、射程が長く、連射速度も速いです。テンポよく敵を撃破していきたいスナイパーにはうってつけの武器だと思います。
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