2016年にサービスを開始したPCオンラインゲームの中で注目のタイトルといえば、スクウェア・エニックスの『フィギュアヘッズ』だ。5対5のチームで人型ロボットを操作し銃撃戦を行なうシューターの要素と、マップ上の施設を制圧していくストラテジーゲームの要素を掛け合わせた新ジャンル“ストラテジックシューター”として、公式大会も開催され、PCゲーマーの人気を集めている。
PCの使いこなしに一家言あるASCII編集部の『ジサトラ』メンバーにもゲーマーは多く、中でもジサトラショータは随一のオンラインゲーム好き。当然フィギュアヘッズも日頃からプレイしており、IT系メディア限定の対抗戦にASCIIチームとして参加し優勝した経験もあるなど、腕前はそこそこのようだ。
そんなショータが突然『フィギュアヘッズ強化合宿』と称し、休日にもかかわらず先輩のカクッチとイッペイを招集。ゲーム未プレイの2人に、フィギュアヘッズの魅力とゲームのイロハを叩き込むらしいのだが……。
基本無料でプレイできる!
ショータ 本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。さあ、一緒にフィギュアヘッズしましょう。
カクッチ いや突然すぎるでしょ。どうしたの急に。
ショータ 僕、サービス開始当時からフィギュアヘッズをぼちぼちプレイしてるんですけど、実はまだクラン(プレイヤー同士のチームのこと)に所属していないんですよ。いつも1人でカジュアルマッチやランクマッチを遊んでて、もちろんそれだけでも楽しいんですけど……このゲーム、チームワークがめちゃめちゃ重要なので、そろそろ密接に連携できるクランメンバーが欲しいなと。
カクッチ より深く楽しむために俺らを巻きこもうってわけね。いやでもね、確かに興味ないわけじゃないんだよ、フィギュアヘッズ。昔から“ロボットを操縦する”系のゲームって一定の人気があるけど、最近は少なかったからね、そういうの。でもさ、オンラインPCゲームのパッケージとか意外と高かったりするじゃん。先月、新しいグラボの『GeForce GTX 1080』2枚買ったら20万円超の出費になっちゃったし……。
イッペイ 僕はサーバークラスのCPUとマザーボードを買って、来月の104万円の一括引き落としに怯えているところです。
ショータ (ドン引き)でも、フィギュアヘッズは基本無料で遊べますよ。いわゆる有料コンテンツで手に入る武器なんかも、ほとんどのものは毎日のログインや戦闘で手に入る“STAMP”を活用すれば、お金をかけずに入手できるようになってます。
カクッチ あ、そうなの? じゃやろう。
イッペイ そうっすね。『無料』って、今の僕らにはすごく響くんだよ。
ショータ 切り替え早いですね、お2人とも。
そもそもどんなゲーム? PCの必要スペックは?
カクッチ そもそもなんだけど、まずはフィギュアヘッズがどういうゲームなのか、軽く説明してもらっていい?
ショータ はい。まずジャンルなんですが、人型ロボットを操作して銃撃戦を行なうシューター、いわゆるTPS的な要素と、マップ上の施設を制圧していくリアルタイムストラテジーの要素を掛け合わせた“ストラテジックシューター”となっています。人型戦闘ロボットとか、戦略とか、そういうのが好きな人にはたまらないゲームですね。
イッペイ あんまりそういうゲームって馴染みがないんだけど、戦って相手を倒してるだけじゃ駄目ってこと?
ショータ その通りです。もちろん戦闘で相手を押し込むことは重要なのですが、こちらが優勢でも、マップ上の施設をいいタイミングで制圧されると最悪負けちゃうこともありますよ。逆に言うと、シューター系のゲームで重要なエイミング(狙った部位に攻撃を当てること)が上手くなくても、知識や戦略がしっかりしていれば試合に勝てないってことはないです。そういう意味では、FPSとか苦手だよーっていう人でも、それほど抵抗なくゲームに入れるとは思います。
カクッチ 技術だけじゃなく知識と経験もモノを言うと。
ショータ で、プレイ人数は両チーム5人、つまり5対5で対戦することになります。ただ、ここからがこのゲームの最も大事なポイントなんですが、操作するロボットは1人1体だけじゃないんです。
カクッチ それね、見たことある。AIの味方が付いてくるんでしょ。
ショータ そうです。自分で操作するリーダー機のほかに、プレイヤーがおおまかな指示を与えて動かす自動操縦の僚機が2体ずつ与えられます。つまり1人のプレイヤーが3体のロボットを動かすので、数だけで言うと15対15の戦いになるんですよ。これだけ大規模な集団戦が楽しめるゲームって、なかなかないです。
イッペイ なるほど、分かったよショータ。このゲームぜったい難しいよね? 俺、ふだん格闘ゲームぐらいしかプレイしないから自信ないよ!
ショータ 確かに、すぐ慣れて遊べるーって感じのゲームではないかもしれません。でも、味方とコミュニケーション取りながら戦ったり、こちらの作戦がバシッとハマッて勝った時なんかはすごく楽しいですよ。それに、基本的なことは僕がキッチリお教えしますので大丈夫です!
イッペイ まあ、ショータがそこまで言うんだったら……。
ショータ それと、忘れちゃいけないのが、自軍の機体のカスタマイズですね。機体のパーツやカラー・塗装パターンもいろいろと変えられるので、コダワリ派にも嬉しいです。
イッペイ パーツを選んで好きな機体を作ろう、的なやつね。俺、そういうのは割と好きかも。自作PC組んでるぐらいだからね。ちなみに、ゲームの推奨スペックはどんな感じなの?
ショータ CPUがインテルのCore i5(3GHz)シリーズ以上、グラフィックボードが『GeForce GTX 960』以上なので、大体ミドルクラスのゲーミングPCなら快適に遊べます、という感じです。でも、最低限必要な必要スペックはCPUがCore2 Duo(3GHz)シリーズ以上、グラフィックボードが『GeForce GTX 260』もしくは『Radeon HD 5770』以上となっているので、設定を落とせばそれほどスペックの高くないPCでも問題なく遊べそうです。
カクッチ わりと何世代か前の環境でも動くんだね。あと、たしか推奨PCも売ってるよね(参考記事「ハリウッドで活躍するデザイナーの手による機体が当たるキャンペーンってご存知?」)?
ショータ そうですね。PCのスペックはよく分からないって人も、フィギュアヘッズを始めたいならとりあえず買っちゃっていいかなーとは思います。ハイエンドなら最新のGTX 1080を採用したモデルもありますし、他のゲームをプレイするときでも問題なく動作するでしょうね。ミドルクラスやノートPCモデルもあるので、自宅や予算の環境に合わせて選べますよ。
というところで、フィギュアヘッズの特徴をザックリまとめると、『戦略性が高い、最大15vs15の大規模な集団戦や機体のカスタマイズを楽しめるロボットゲーム』って感じです。じゃあ、百聞は一見にしかずということで、さっそくゲームを起動しながら説明していきますね。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります