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日々の生活を学習、季節やカロリー制限に合うレシピも

家庭に合わせて献立を提案&学習するシャープ新「ヘルシオ」発表

2016年07月06日 14時50分更新

 シャープが7月6日に発表したウォーターオーブン「ヘルシオ」の最上位機種「AX-XW300」は、新開発のクラウドサービス「COCORO KITCHEN」(9月8日開始)と連携して音声対話で献立を提案してくれるのが特徴。担当者は「シャープは家電の人工知能化が重要戦略」と語る。

最上位機種「AX-XW300」

 「AX-XW300」の調理面での最大の特徴は、庫内の上段でおかず作り、下段で炊飯と、おかずとごはんを同時に調理できること。おかずとごはんの同時調理は、“焼く”おかずとご飯炊きが両立可能。なお“揚げる”“蒸す”料理と炊飯は同時に実行できない。さらに冷凍や冷蔵、常温が混在した食材や分量の多少に関係なく自動調理できる“まかせて調理”機能にも対応する。

「まかせて調理」機能

上段でおかずを作り、下段でご飯を炊くといった同時調理が可能

上段と下段の同時調理の作例

 「AX-XW300」は冷蔵庫にある食材を話しかけると、食材に見合った献立を提案してくれるほか、スマホやタブレットで料理の材料や味付けなどの詳細を専用アプリ経由で手元で確認できる。

味付けなど献立の詳細は手元のスマホやタブレットの専用アプリで確認できる

 クラウドを活用する「AX-XW300」は、料理する日の天候や気温に連動し「暑い日ならスタミナがつく料理」などの献立を提案してくれる。さらに旬の食材や暦といった情報もクラウドと連動し、関連した献立を提案する。

 高血圧や肥満など、健康に不安がある家族向けの機能として、食事制限を考慮した献立も利用できる。たとえば「300キロカロリー以下」といった目標カロリーをヘルシオに音声で伝えることで、制限カロリー以下の献立を再提案してくれる仕組みだ。

 「AX-XW300」はAI(人工知能)が家族の嗜好を自動的に学習する。たとえば肉料理が続いている場合は魚料理を挟むよう提案してくれるほか、「かしわ=鶏肉」といった食材の異なる表現も対話を通して学習する。

家族の嗜好を自動学習。さらに対話で食材の異なる表現も学習する

 ヘルシオ専用アプリは外出先で献立を決めたり、購入した特売品の食材から献立を検索できる。献立を決めると調理データがヘルシオにダウンロードされるので、帰宅後にすぐ調理が可能。

 新ヘルシオは低温で加熱することで食材の水分を飛ばしてドライフードを調理可能。チップスやセミドライのフルーツ、ビーフジャーキーなどのおつまみが手軽につくれる。

料理の作例

発表会では、ドライフードを含めヘルシオで調理した料理を試食できた

 新ヘルシオは5機種をラインアップ。クラウドとAI(人工知能)、おまかせ調理に対応する最上位機種「AX-XW300」は9月8日発売予定で、市場想定価格は税抜き18万円前後。

  AX-XW300 AX-AP300 AX-SP300 AX-MP300 AX-CA300
発売日 9月8日 7月25日 8月25日 7月25日
市場予想価格
(税抜)
18万円前後 13万円前後 14万円前後 10万円前後 7万円前後
庫内容量 30L(2段) 26L(1段) 30L(2段) 26L(1段) 18L(1段)
まかせて調理
音声 対話 音声のみ

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