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自作ユーザーでも安心して、Windows 10に移行できる

Windows 10ってパーツ交換しても、アクティベーションできる? できない?

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

正常に稼働しているWindows 10だと表示されなかったので、あえてプロダクトIDを入れずにインストールしたところ、「トラブルシューティング」が表示された

調査依頼
パーツ交換しても、アクティベーションできる? できない?

 自作PCユーザーから多く寄せられているのが、「パーツの交換でアクティベーションをはじかれる可能性」に関する調査依頼。以前、日本マイクロソフトに確認したところ、ある程度の変更まではそのままアクティベーションできるし、それ以上の変更によりはじかれたとしても、サポートに電話することで認証できるとのことだった。しかしその後も、公式サイトなどには明解な情報がなく、無償アップグレードに二の足を踏む人が多かった。

今回は単にアクティベーションしていないだけなので、解消のしようがない

 そんな状況を受けてか、Windows 10 Insider Preview ビルド14371で、アクティベーションの仕組みが大きく改善され、トラブルシューティング機能が搭載された。これは、夏の大型アップデートにも搭載される予定。「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」から利用できる。

「Insider Hub」の解説ページに掲載されている画面。マイクロソフトアカウントを登録する項目が追加されている

 さらに、Windows 10のデジタルライセンスを所有している、つまり過去にWindows 10 ProでインストールしたPCにWindows 10 Homeをインストールしようとした場合、トラブルシューティングツールが自動的にProにしてくれるといった機能もある。

マイクロソフトアカウントが登録された画面

 また、デジタルライセンスにマイクロソフトアカウントをリンクする機能も導入された。アクティベーションしたWindows 10で、マイクロソフトアカウントを利用すると自動的にリンクされるのだ。その後、パーツの変更によりアクティベーションをはじかれても、トラブルシューティングツールで再アクティベーションが可能になる。つまり、自作ユーザーでも安心して、Windows 10に移行できるということだ。


これでズバッと解決!

 現時点でも電話対応はしてくれるとのことだが、夏のアップデートではトラブルシューティングツールからアクティベーションできるようになる


 Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!


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