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海外版Xperia X PerformanceとXperia Xを比べてみた

Xperia XとX Performanceは4G・3G同時待ち受けの夢を見るのか:週間リスキー

2016年07月01日 09時00分更新

Xperia Xシリーズは
日本人にも意味のあるデュアルSIMスマホなのか

今回お借りしたのはどちらもデュアルSIM(nano+nano)仕様。ただし、microSDカードを使う場合に挿せるSIMはひとつです

 さて、デュアルSIMのスマホはいままで4G/3Gの同時待ち受けができない仕様の製品が多かったですよね。GSMのサービスがない日本ではデュアルSIMの恩恵はほとんど受けれなく、こっそり涙を流すガジェッターが続出していたとかいないとか。

 しかし、山根博士のレポートでASUSの「ZenFone 3」でデュアル待ち受けが確認されて以来、日本人でもデュアルSIMの意味が出てくるメジャー級スマホの存在が注目されてきています。このXperia X PerformanceとXはどうか。確認してみましょう。

まずはX Performanceにイン

 Xperia X Performanceのアンテナピクトを見ていると、同時にLTE/3Gをつかむことはありませんでした。ただし、通話着信については発信用に設定していないSIMの番号にかけても、着信しました。ただ、設定上では「SIM1をGSM/WCDMA/LTE、SIM2をGSM/WCDMA」というふうにはできたので、SIMの組み合わせや設定によっては、できるのかも……しれません。

つづいてはXにイン

 基本的にはXperia XもX Performanceと同じ。ただし、設定上で一方のSIMをGSM/WCDMAで利用とした場合、もう一方は強制的に「GSMのみ」になったので、「日本人向けデュアルSIM機」とは、ほぼ言えないでしょうね。

気になる中身もチェック
POBox Plusとスマートクリーナーはどちらにもある

 最後にソフトウェアまわりはどうでしょうか。結論から言うとX PerformanceもXも目立った部分は変わりません。

 日本語環境には、これまでのXperiaシリーズ同ロケールを変えるだけですぐに変更可能。技適はまあないですよね。ただし、技適がないXperiaにも関わらず日本語IME「POBox Plus」は搭載。これは便利ですね。

 カメラのスペックも同じですし、プリインストールアプリも同じですので、X Performanceの魅力はCPUスペックと(違いがわかりにくいですが)メタルボディーということですかね。

日本語ロケールは標準搭載

海外版には珍しくPOBox Plusが入っています

日本の技適マークがないのは共通ですが、台湾やミャンマーなどの認証の有無の違いがあります

Xシリーズからの新要素「スマートクリーナー」はどちらにもプリイン

海外版ならではと言えばサポート機能「Xperia Care」

STAMINAモードとは別に「Ultra STAMINAモード」があるのも海外版らしい

 以上。Xperia X Performance Dualは7万2200円、Xperia X Dualは6万2800円でEXPANSYS Japanに取り扱い中。X Performanceは入荷待ちで、Xは在庫有りのようなので、「デュアルSIMでは使わないし、X Performanceはチョット高すぎるなぁ」という方は、ぜひXを選ぶのもアリかもしれませんね。

 というより、使ってみてXperia Xは日本のSIMフリー市場でも当然戦えるスマホだと思いました。ソニモバさんはPOBox Plusも入れているのですし、技適をとってサクッと売っていただきたいと希望する次第です。


※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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