Xperia Xシリーズは
日本人にも意味のあるデュアルSIMスマホなのか
さて、デュアルSIMのスマホはいままで4G/3Gの同時待ち受けができない仕様の製品が多かったですよね。GSMのサービスがない日本ではデュアルSIMの恩恵はほとんど受けれなく、こっそり涙を流すガジェッターが続出していたとかいないとか。
しかし、山根博士のレポートでASUSの「ZenFone 3」でデュアル待ち受けが確認されて以来、日本人でもデュアルSIMの意味が出てくるメジャー級スマホの存在が注目されてきています。このXperia X PerformanceとXはどうか。確認してみましょう。
Xperia X Performanceのアンテナピクトを見ていると、同時にLTE/3Gをつかむことはありませんでした。ただし、通話着信については発信用に設定していないSIMの番号にかけても、着信しました。ただ、設定上では「SIM1をGSM/WCDMA/LTE、SIM2をGSM/WCDMA」というふうにはできたので、SIMの組み合わせや設定によっては、できるのかも……しれません。
基本的にはXperia XもX Performanceと同じ。ただし、設定上で一方のSIMをGSM/WCDMAで利用とした場合、もう一方は強制的に「GSMのみ」になったので、「日本人向けデュアルSIM機」とは、ほぼ言えないでしょうね。
気になる中身もチェック
POBox Plusとスマートクリーナーはどちらにもある
最後にソフトウェアまわりはどうでしょうか。結論から言うとX PerformanceもXも目立った部分は変わりません。
日本語環境には、これまでのXperiaシリーズ同ロケールを変えるだけですぐに変更可能。技適はまあないですよね。ただし、技適がないXperiaにも関わらず日本語IME「POBox Plus」は搭載。これは便利ですね。
カメラのスペックも同じですし、プリインストールアプリも同じですので、X Performanceの魅力はCPUスペックと(違いがわかりにくいですが)メタルボディーということですかね。
以上。Xperia X Performance Dualは7万2200円、Xperia X Dualは6万2800円でEXPANSYS Japanに取り扱い中。X Performanceは入荷待ちで、Xは在庫有りのようなので、「デュアルSIMでは使わないし、X Performanceはチョット高すぎるなぁ」という方は、ぜひXを選ぶのもアリかもしれませんね。
というより、使ってみてXperia Xは日本のSIMフリー市場でも当然戦えるスマホだと思いました。ソニモバさんはPOBox Plusも入れているのですし、技適をとってサクッと売っていただきたいと希望する次第です。
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