週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Broadwell-E&GTX1080で重量級VRゲームが超快適になるって知ってた?

2016年06月28日 14時30分更新

ワンランク上の設定に余裕で挑めるPC

『NEXTGEAR i850PA7-SP』は、CPUにBroadwell-E世代のCore i7-6800K(6コア12スレッド)、GPUはHDR液晶や最新VR技術等への対応を数多く盛り込んだGeForce GTX1080を採用したゲーミングPCだ。

「NEXTGEAR i850PA7-SP」のおもなスペック
CPU:Core i7-6800K(6コア/12スレッド、3.4~3.8GHz)
グラフィックス:GeForce GTX1080(8GB)
メモリー:32GB(PC17000 DDR4 8GB×4)
ストレージ:480GB SSD
インターフェース:DisplayPort出力×3、DVI-D、USB3.0×10(前面2つは常時給電対応)、USB2.0×4、ギガビットLANほか
サイズ/重量:190(W)×543(D)×450(H)mm/約11.2kg
OS:Windows10 Home(64ビット)
直販価格:24万9800円(税別)

USB3.0は背面8基+前面2基の合計10基を装備。外付けHDDを複数接続してもポートや帯域が不足する心配はないだろう。

 今回はCore i7-6700K(Skylake)にGTX960を装備したPCを用意、人気ゲーム『ディビジョン』のフレームレートを比較。フルHD&最高画質設定では比較機が平均31fpsなのに対し、本機は平均90fps台と圧倒的に滑らかになった。

Broadwell-Eで60fpsの実況動画撮影も余裕

 次に比較機にもGTX1080を搭載したうえで、「Tom Clancy's The Division」のプレイ動画を「OBS Studio」で超高画質録画した時のCPU占有率を比較。解像度は1920×1080ドット、画質を「ウルトラ」に設定。バックグラウンドでOBS Studioを使いビットレート15000bps、フルHD&60fpsの高画質でゲーム画面を録画しつつ、内蔵ベンチマークモードのシーケンス実行中のフレームレートを「Fraps」で計測。同時にタスクマネージャでCPU占有率を比らべた。

NEXTGEAR i850PA7-SP(Broadwell-E搭載)

Core i7-6700K搭載比較機

6コア12スレッドのCPUのおかげで急な負荷がかかってもコマ落ちしない

 6700K&GTX1080でゲームプレイと録画を同時に実施した場合、比較機では最低fpsは41に低下したのに対し、本機では常に60fps以上を維持。本機の真価はゲームのプレイ動画を高画質録画するような「重い処理の同時実行」にあるのだ。

重量級VRゲームはCPUコア数が重要

 さらに、VRゲームの中でも描画がリッチな「Project CARS」の描画処理時間を比較。検証は比較機にもGTX1080を搭載し、HTC『HTC Viveを使ってVRモードで起動。走行済みのリプレイファイルを再生しつつ、HTC Viveのフレームタイミングウィンドーで1フレームの処理にかかる時間の推移を確認して行なった。これにより、物理4コアより6コアCPUの方が負荷が分散され処理が短くなるなど、CPUがボトルネックになりづらいことが分かった。

VRHMDにVR映像を出力する際はCPUパワーも重要。毎秒90fpsの描画を維持するためには、クロックと物理コア数の多いCPUが必要

NEXTGEAR i850PA7-SP(Broadwell-E搭載)

Core i7-6700K搭載比較機

比較機は処理に11ms以上かかっていることを示す赤い線が多く表示されている

 6コア12スレッドのCore i7のおかげで物理4コア版Core i7ではできない設定も余裕を持てるほか、VRゲームも快適に。ワンランク上のプレイ環境が欲しい人には最適だ。

●関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう