楽しむだけじゃない、VRは「教える」ことも進化させる
なお、当日は「Galaxy Day」と銘打たれ、球場内で限定スタンプラリーが実施されました。Gear VR体験ブースと、「Galaxy S7 edge」金魚すくいブースでスタンプを2つ集めると、豪華賞品のあたる抽選券がプレゼントされるというもの。
横浜DeNAベイスターズの関係者によれば、今回のVR始球式は「新しい野球観戦のスタイルの提案。できるだけ多くの人にVRを広めたいのはもちろん、使いかたも教えていきたい」という意図で企画されたものだそう。
VRでゲームや映像を「楽しむ」という話題が、各メディアで取り上げられることが多い昨今。しかし、筆者が注目したいのは「教える」という要素です。
始球式を務めた方もコメントしていたように、映像だけでは、身体の動かし方や細かい姿勢などを理解するのがむずかしいことがあります。しかし、VRなら、より多くの情報を理解しやすくなるかもしれません。
スポーツに限らず、医療や電子産業の分野などで、初心者が実際に学習するのは困難な状況がありえます。そのような状況を擬似的(まさしくヴァーチャル・リアリティーですね)に学ぶ、あるいは教えるというケースで、VRが役立つ場面が増えてくるかも。
ちなみに、今回の始球式に使われた投球練習の映像は、後日、360ベイスターズで公開予定。今後のコンテンツ拡充についても、「試合のインプレー中は無理だが、イニング間の選手交代のシーンなどは撮影は可能」としていましたので、期待したいですね。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」、ディスクレビュー「DJコジマの作業“中”BGM」ASCII倶楽部で好評連載中!
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