D&Mホールディングスは6月16日、米AudioQuest社のヘッドフォンアンプ内蔵の小型USB DAC「DragonFly」の新モデルを発表した。発売は6月20日。
「DragonFly Red」(高出力タイプ、税別2万9500円)と「DragonFly Black」(中出力タイプ、税別1万4600円)の2製品がある。Redは2.1V出力で低能率のヘッドフォンのドライブに対応、Blackは1.2V出力で一般的なヘッドフォンのドライブが可能だ。なお、従来製品は1.8V出力だった。
RedはDACチップにESS Technologyの9016を採用。DAC内蔵機能を利用したビットパーフェクト・デジタル・ボリューム・コントロールを使用する。BlackはESS 9010と、Blackは従来のDragonFly 1.2と同じ64ステップデジタル制御のアナログ音量コントロールとなっている。
DAC自体はハイビット、ハイサンプリングレートに対応するが、この製品では最大96kHz/24bitに限定している。これはこのサイズの製品での音質を考慮してのことだという。
Android端末向けの「DragonTail USB Adapter For Android Devices」も2800円(税別)も用意する予定。iOS機器との接続にはLightning - USBカメラアダプターなどのオプションが必要となる。
パソコンのUSB端子に直接接続しての利用はもちろん、変換ケーブルを介してiPhoneやAndroid機器で再生中の音源を高音質化できる。Microchip Technology社と共同でS/N比を改善し、電力消費量を77%も抑えた新しいUSBコントローラー「MicrochipMXマイクロコントローラ」を開発した。これにより、Andoroid端末やiOS端末との接続が可能になっている。
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