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ビズリーチ、人事クラウドHRMOSを開始 セールスフォースと業務提携

2016年06月14日 13時30分更新

 ビズリーチは人事クラウドの新サービス“HRMOS(ハーモス)”を2016年6月14日にリリース。セールスフォース・ドットコムと資本、業務提携してサービスを拡充していくと発表した。

 HRMOSは人材の採用から育成、登用、評価までを一括化できる人事のためのプラットフォームとなるクラウドサービスだ。人事業務の効率化に加えて、人工知能のサポートによって意思決定を促進できる機能も備えているのが特徴。

 人工知能を具体的にどう活用するかについて、ビズリーチの竹内真CPOは、「評価、入社後の勤怠、セールスフォースのデータを活用して、その人材がいかに活きたかを定量的に救い上げて、その人材が活用したか抽出して面接などで活用する」とした。

 第1弾として企業の採用管理を行なう“HRMOS 採用管理”をリリースする。求人作成から進捗管理、社員紹介採用のダイレクトリクルーティングなど、採用業務、人事事務のオペレーションをサービスで効率化して、本来の意思決定の業務に専念できる環境をつくることで、生産性の向上、コスト削減を目指す。

 採用の業務効率を上げるだけでなく、採用したい人材を中長期にわたってフォローしたり、データを蓄積することで、進捗や実績をグラフで表示して、分析レポートを抽出する機能なども備える。

左からビズリーチ 竹内真CPO、YJキャピタル 平山竜代表取締役、セールスフォースベンチャー 浅田慎二日本代表、ビズリーチ南壮一郎代表取締役社長

 今年3月にはセールスフォース・ドットコムのコーポレートベンチャーキャピタル“セールスフォースベンチャーズ”から投資を受けており、今回の業務提携ではより戦略的に人事業務のクラウド化を推進する。セールスフォース・ドットコムのセールスフォースベンチャーズの浅田慎二日本代表は「今後はセールスフォースがやってきた営業支援、管理以外のSaaS領域でも、テクノロジーの革新が起きる」と期待を込めた。CVCとしてセールスフォースの顧客への提案なども行なっていくとした。

 今後は2016年秋に“HRMOS 勤怠管理”、2017年春に“HRMOS 評価管理”のリリースを予定。各サービスを連動させながら、人事関連のデータを一元管理し、戦略的な人材活動のサポートを推進する。2019年6月までに導入企業2000社を目標としている。

■関連サイト
HRMOS(ハーモス)

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