ハイセンスは6月13日、50V型で10万円前後、43V型で8万円前後というコストパフォーマンスが高い4Kテレビを発表した。50V型の「HJ50K323U」が7月1日から、43V型の「HJ43K300U」が8月1日から発売となる。
ともにネット機能を省くことでコストを削減。ただし、画質や音質については高機能となっている。
バックライトは直下型を採用し、エリア駆動も実現。液晶パネルはVA方式となっている。2K信号の4Kアップコンバート機能も搭載しており、LEDバックライトをコントロールすることで残像感をなくす「SMR」(Smooth Motion Rate)といった機能を搭載する。なお、HDRには非対応だ。
音質については、アメリカのTHATという企業が開発した「dbx-tv」という技術を採用。スピーカーに負荷をかけずに低音を増強する「TotalSonic」、CMと番組本編の音量を調節する「TotalVolume」、バーチャルサラウンド技術の「TotalSurround」を利用可能だ。
このほか、どちらもUSB HDDへの録画に対応しており、デジタル3波チューナーを2つ搭載。裏番組録画もできる。
同社の本社は中国。日本においては家電量販店などで低価格なテレビを展開しているイメージがあるが、中国におけるテレビ市場では10年連続でトップシェアを獲得。また、世界では1500万台の出荷規模があり、第3位のテレビメーカーであるという。
海外の家電見本市などでは、4Kや8K、有機ELテレビなどの高性能な上位機種も見かけるが、日本ではこれまで高機能機は投入してこなかった。しかし、今後は4Kの上位モデルも展開してラインナップを広げていく考えで、日本企業とのシェア争いが活発化しそうだ。
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