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CRYORIG初のPCケースは省スペース&スタイリッシュ!

2016年06月03日 21時38分更新

 高級CPUクーラーメーカーとして名を馳せたCRYORIGが、同社初のPCケース「TAKU」と「OLA」をCOMPUTEX TAIPEIで展示した。

南港展覧館のCRYORIGブース

液晶ディスプレースタンドが
PCケースになった!

 「TAKU」は、卓上に置くのを前提とした横置きのMini-ITXケース。ケースの上に液晶ディスプレーを置いたり、ケース下部のスペースにキーボードを収納できるようになっている。

省スペースPC「TAKU」。名前の由来は日本語の“卓”だという

足が木製なのがポイント! キーボードを収納できる

 ケース前面を押し込むと、引き出しのようなPC収納スペースが姿を現す。ドライブベイは3.5インチ×1、または2.5インチ×2。搭載できる電源はSFX規格となる。サイズは567(W)×270(D)×134.8(H)mmで、重量は8kg。第4四半期に発売予定で、価格は2万円を若干超える程度とのこと。

前面を押すとPC収納スペースが姿を現す。高さを抑えるため、PCI Expressの拡張カードは、マザーに直接差さず横に配置する

リビングによく合う
Mac Pro風PCケース

 Mac Proに似た円柱型のMini-ITXケースが「OLA」。天部に140mmファンを備え、側面の吸気口から取り入れた空気を上に向かって排出する。ケース内はマザーボード収納部と、ビデオカード収納部に分かれており、PCI Expressの延長ケーブルでマザーとVGAをつなぐ仕組みだ。

Mac Pro風のHTPC「OLA」。OLAはスペイン語でHELLOの意味。アルミ以外にも木目調カバーを確認できたが、量産モデルでどのカラーを採用するかは現在検討中とのこと

Mini-ITXマザーがギリギリ入る大きさ。SSDの奥にはSFX電源が配置されている

反対側にはビデオカードを搭載できる。GeForce GTX 1080が収まるので、ハイエンド構成も可能だ

 ドライブベイは3.5インチ×1または2.5インチ×2で、SFX電源を搭載可能。サイズは226(W)×205(D)×378.5(H)mmで、重量は5kg。2017年第2四半期、つまり来年の今頃発売予定で、価格は2万2000円前後。

 ここまで製品が完成しておきながら、なぜ出荷まで1年もかかるのか尋ねたところ、マザーボードとビデオカードをつなぐゲーブルの取り回しに苦労しており、さらなる改良を加えるのにあと1年かかるとのこと。

天部には140mmファンを1基搭載できる。製品には同社のファン「XT140」が付属するとのこと

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