週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「インバウンド・キャッチャー」が6月1日スタート

訪日外国人向けに情報をプッシュ配信、地方への呼び込み手段に

2016年06月01日 12時45分更新

配信された情報のイメージ

 ワイヤ・アンド・ワイヤレスは6月1日、訪日外国人向けの情報配信サービス「インバウンド・キャッチャー」を発表した。

 アクセンチュアの協力を受け、サービスを開始。訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」の利用者に向けて、店舗情報やクーポンなどを配信できる。ユーザー側は、店舗が配信した内容をプッシュで受け取れる。

 ユーザー側は店舗が配信した内容をプッシュで受け取れる。TRAVEL JAPAN Wi-Fiの情報を元に、指定したエリアに訪日外国人がどのくらいいるかを解析するサービス「インバウンド・レーダー」と組み合わせることで、指定したエリアに特定の情報を配信することが可能。たとえば、秋葉原周辺の外国人につくばエクスプレスの停車駅に実店舗のある企業が店舗情報やアクセス情報を配信するといった使い方が可能。

 ワイヤ・アンド・ワイヤレスの担当者は、「都内の飲食店やサロンだけでなく、たとえば東京に観光にきた外国人の方に、茨城の酒蔵が情報を配信するなどの使い方も想定している。地方へ訪日外国人を呼び込む手段としても活用できると思う」と話す。チラシや看板と異なり、エリアを絞って直接ユーザーの端末に情報を配信できる点が強みだ。

管理画面のイメージ。PCやタブレットのブラウザーから行なう

 同様の機能は、これまで大手企業向けにサポートなどを含めたパック形式で販売されていた。今回、個人経営の商店や、プロモーションに予算を割く余裕のない比較的小規模な店舗で利用できるサービスとしてスタートさせた。なお翻訳機能は含まないため、配信する側のユーザーは自身で他言語に翻訳する必要がある。

 利用料金は月額2480円(税抜き)。初月は無料。配信は、1プッシュにつき10円。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります