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夏の大型アップデートでさらに増えそう

Windows内に広告が表示されるって本当?

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

開発者向けのカンファレンス「WinHEC 2016」は4月下旬に深センと台北で開催された

調査依頼
Windows内に広告が表示されるようになるって本当?

 実は、すでにWindowsには広告が導入されている。Windows 7/8.1には炎上するレベルでWindows 10への「無償アップグレードの広告」が表示されているし、Windows 10のスタートメニューにもお勧めアプリが表示されている。しかも、今後さらに広告が増える予定もあるようだ。

「WinHEC 2016」で配布された資料

「Promoted apps」について紹介されている

 先月末に開催された開発者向けのイベント「WinHEC 2016」で、Windows 10のスタートメニューに表示される広告に関して、発表があった。「Promoted apps」もしくは「Programmable Tiles」と呼ばれるもので、スタートメニューのタイルとして表示されている。

 現在は、5枚の「Promoted apps」が表示され、そのうちの2つはダウンロード済みのもの、3つはWindowsストアへのリンクとなっている。発表は、夏に予定されているWindows 10の大型アップデート「Anniversary Update」で、「Promoted apps」の数が10枚に倍増するというものだ。

夏の大型アップデートで、「Promoted apps」が5個から10個に増えることが発表された

 広告と言われているが、広告費は不要なのでマイクロソフトの収益はない。これは、アプリを「ユーザーに無料で告知していますよ」という仕組みを見せることで、開発者にアピールしているのだ。

 とは言え、アプリは自分で探してインストールして管理するというユーザーには、有難迷惑な機能でもある。7月30日からはWindows 10の無償アップグレードはなくなり、有料販売のみになる。バランスを取った広告露出度にしないと、Windows 8のような炎上も起きかねないので、ユーザー目線で対応してほしいところだ。


これでズバッと解決!

 すでに広告表示は導入されているが、夏の大型アップデートでさらに増えることになりそう


 Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!


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