Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
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Windows 10のアップグレードをキャンセルする方法
よく来る問い合わせのひとつが、「Windows 10への無償アップグレードを回避する方法」を教えてくれというもの。本連載ではアップグレードを推奨しているので、あまり取り上げてこなかったが、ここに来て状況が変わってきた。Windows 7/8.1にはWindows 10への無償アップグレードを勧める画面が当初から出てはいたのだが、そのメッセージがどんどんプレッシャーを高め、とうとう5月12日に日時を指定して強制アップグレードするようになったのだ。
ユーザーがそのタイミングを変更したり、アップグレードをキャンセルすることは可能だが、その方法は見つけづらいようになっている。また、今回はキャンセルできたとしても、いつ仕様が変更されるかわからないので、勝手にWindows 10にアップグレードされたくないユーザーは困惑している。
筆者はWindows 10へのアップグレードを推奨しているものの、意図しないタイミングでの自動アップグレードは危険すぎると感じている。回復ドライブやインストールメディアの作成、個人データのバックアップなどは絶対に行っておく必要がある。さらに仕事でPCを使っている場合、朝起動したらアップグレードされていて、会社のソフトが動作しない、となると大問題だ。
本来、アップグレードはユーザーが万全の準備をしたうえで行うべき。さらに、強制的にアップグレードして、インストールメディアを作成しないまま7月29日を過ぎてしまったら最悪だ。(第35回 無償アップグレードしたWindows 10をクリーンインストールできる?参照)
5月18日に、マイクロソフトはホームページで、「Windows 10 へのアップグレード: スケジュールと通知の操作方法に関する情報」と題し、無償アップグレードのキャンセル方法を公開した。アップグレードの予定日時の下にある「ここ」をクリックし、「アップグレードの予定を取り消す」を選べばキャンセルできる。
また、その後無償アップグレードのポップアップも表示させたくない場合は、「通知領域」の設定を変更し、「Windows 10を入手する(以下、GWX)」アプリのアイコンと通知を非表示にすればいい。ただし、この仕様も来月にはどうなっているかわからないので、最新情報には目を光らせておくようにしたい。
これでズバッと解決!
無償アップグレードをまだ実施しないのなら、Windows Updateの通知から、アップデートをキャンセルし、通知領域のアイコン設定を変更する
Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!
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