FREETELが新たに発表したSIMフリーのAndroidスマートフォン「SAMURAI REI」。税抜2万9900円という価格ながら、アルミを用いた薄型のメタルボディーを採用。さらに指紋センサーを搭載するなどミドルハイクラスのスペックを持つ注目モデルである。気になる質感や外観がどうか、写真で見ていこう。
価格を考えると相当に高い質感
独自のUIや機能も搭載してきた
さて、気になる質感だが、発表会会場で短時間触っただけながら、価格を考えると相当に高いと言えるだろう。正直なところ、全体のデザインやダイヤモンドカットの側面などはどこかで見た感じがあるのと、背面の塗装は見た目、手触りともにのっぺりした印象だが、これまでの同価格帯の製品と比べて一段上。国内のSIMフリースマホでは新たな基準になりそうだ。
フルHDの5.2型液晶は使い勝手の良いサイズと解像度なのに加え、約136gの本体はとても軽いという印象で、価格も含めて“ちょうどいい”という感想を持つ。
主要スペックでは、CPUはやや弱めなオクタコアのMediaTek MT6753 1.3GHzだが、そのほかは2GBメモリー、32GBストレージ、13メガカメラ(イン8メガ)、2800mAhバッテリー、Android 6.0と十分なものだ。
さらにFREETELでは開発体制も整ってきたということで、SAMURAI REIに独自のUIや機能を搭載してきた。特徴的なのは「FREETELボタン」と名付けられたハードウェア式のホームボタン。同じくハードウェア式のホームボタンを搭載するGalaxyシリーズなどとは異なり、ホームボタンの左右にタッチ式のボタンを備えているわけではない。
では、どのようにして他の操作を実現しているかというと、普通に押せば「ホームボタン」だが、ダブルクリックすれば「アプリ履歴」キー、軽いタッチで「戻る」キー、長押しで「検索」と1つのボタンに複数の機能を搭載しているのだ(さらに指紋センサーも内蔵)。このホームボタンはクリック感がやや緩い感じだったが、新しい発想が興味深い。なお、これまでのAndroidスマホと同じ使い方をしたいというなら、ディスプレー表示型のメインキー(ナビゲーションバー)を画面に出すことも可能だ。
FREETELにとってはチャレンジとも言える製品ながら、メタルブラック、メタルシルバー、シャンパンゴールド、ピンクゴールド、スカイブルーと一気に5色出すという(メタルシルバーから順次発売予定)。なお、前面が黒いのはメタルブラックだけで、あとの4モデルはすべて前面は白だ。
端末の分割払いとSIMのセットが月2990円~
ユーザー層を大きく拡大するのに貢献する?
SAMURAI REIは単体で税抜2万9900円で購入できるが、端末の24回分割払いとFREETELのSIMがセットとなる「REIプレミアムバリュープラン」も用意される。料金が税抜月2990円の「XSコース」では、1GBのデータ通信と15分の無料通話がセット、月3990円の「Mコース」では5GBのデータ通信と60分の無料通話とさらに実用的になる(端末補償と32GBのSDカードがともに付属)。
佐々木希さん出演のテレビCMを放映予定など、より幅広いユーザー層に食い込むことを狙うFREETEL。そのような層にSAMURAI REIがどう受け入れられるかも今後の注目点と言える。
FREETEL「SAMURAI REI(麗)」の主なスペック | |
---|---|
価格(税抜) | 2万9900円 |
ディスプレー | 5.2型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約71.5×145.8×7.2mm |
重量 | 約136g |
CPU | MediaTek MT6753 1.3GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大128GB) |
OS | Android 6.0 |
対応ネットワーク | FD-LTE:バンド1/3/7/8/19/20 W-CDMA:バンド1/6/8/19 |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:8メガ |
バッテリー容量 | 2800mAh |
防水/防塵 | ×/× |
生体認証 | ○(指紋認証) |
SIM形状 | microSIM+nanoSIM |
連続通話時間 | 約750分 |
連続待受時間(LTE/3G) | 約288時間/約285時間 |
カラバリ | メタルブラック、メタルシルバー、シャンパンゴールド、ピンクゴールド、スカイブルー |
発売時期 | 5月27日 |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります