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視野が狭くなりやすいというHMDの問題点を解決する本格的業務デバイス

キヤノン、広視野角・高精細ヘッドマウントディスプレー「MREAL Display MD-10」

2016年05月19日 16時59分更新

MREAL Display MD-10

 キヤノンは5月19日、同社のヘッドマウンドディスプレー「MREAL」の新モデル「MREAL Display MD-10」を発表した。5月25日に発売する。

 同社がMR(Mixed Reality)と呼ぶ複合現実感を提供するHMD。両眼カメラを備えており、目の前にある現実世界の映像とCG映像を重ねあわせて表示する。業務用として展開しており、現実の風景や物体にCG映像を重ねあわせて表示することで、実物大モックアップを作ることなく立体物のデザインの確認、各種作業の確認など幅広い用途に利用できる。

利用イメージ 

 新モデルは水平方向で約60度、垂直方向で約40度という広視野角が特徴。表示解像度も現実映像は約1700×1060ドット、CG部分で1920×1200ドットと高精細化している。

システム概要

 価格は900万円。高精度な位置検出を行なう光学式センサアタッチメント(10万円)や磁気センサアタッチメント(6万円)、ARマーカーボード(4万円)、2台構成で使うためのキット(80万円)など、多彩なオプションが用意される。

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