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どちらにも個性あり

人気いちご対決 スタバのフラペチーノvs.ファミマのフラッペ

2016年05月19日 17時00分更新

 最近発売され、インターネットで人気のいちご氷系スイーツ2つを食べ比べます。

 スターバックス「ストロベリー ディライト フラペチーノ」(648円)と、ファミリーマート「ストロベリーフラッペ」(290円)です。

ストロベリー ディライト フラペチーノ。サイズはトールのみ

上にはクリームが乗っており、果肉は底に沈んでいるので、よく混ぜて飲む必要があります

 スターバックス、ストロベリー ディライト フラペチーノ。5月18日から全国のスターバックス店舗にて販売されています。444kcal。

 ストロベリーの果肉をふんだんに混ぜ込んだ、やわらかくフルーティーな食感が特長というフラペチーノ。以前よりもストロベリーソースとストロベリー果肉を増量し、さらに果実感と果肉の歯ざわりが口の中に広がる一杯に仕上がっているといいます。

ストロベリーフラッペ……って、この角度からだと中身がさっぱりわかりませんな

中はこのようになっております

 一方、ファミリーマートのストロベリーフラッペ。5月15日から全国のファミリーマート店舗で販売されています。189kcalで、重量は公式の栄養成分値によれば「287g」と記載されています。

 ファミマのフラッペはコーヒーマシンから抽出したホットミルクを注いで作る、スイーツ系フローズンドリンクです。カップの中には赤城乳業と共同開発したかき氷が入っていて、穴が開いた中央部にホットミルクを注いでよく混ぜれば完成です。

 ちなみにファミマのフラッペはシリーズ累計販売杯数は4000万杯を突破している人気シリーズだそうです。

こうやって並べると、お互いに「あなたとは別ジャンルじゃない?」と主張している感じもします

 価格ではダブルスコアです。サイズはややスターバックスの方が大きい。ちなみに重量を計って比べようとしたのですが、うっかりしてちょっと飲んでからそのことに気づきました。上司からは「おろか者」と言われました。

 ともかく、飲み比べます。筆者の隣の席で仕事をしている、盛田にも味の感想を求めました。

まずフラペチーノを飲みます。「この写真、いる?」と上司に言われましたが、ちゃんと飲んでますよ、という証明は必要です

スイーツが好きな盛田も試食。「この写真、いる?」とまた上司に言われましたが、ちゃんと飲んでますよ、という証明は必要です(2度目)

 ストロベリー ディライト フラペチーノは果肉がすごいです。舌にいちごを乗せられたのではないか、というぐらい果肉感といちごの甘みを感じます。そこに生クリームのなめらかな舌触りが加わって、とても上質。味にもまとまりがあります。甘すぎず、しつこすぎません。カロリー取ってるなあ、しあわせだなあ、と加山雄三さんのような感想が出てきます。

 盛田「果肉果肉果肉。いちごの果肉感がものすごい。スプーンでぐしゃぐしゃつぶして入れてくれたんじゃないかと思うくらい。果肉、しゃりしゃり、ホイップ。シルキーな甘さ。そして600円超えの容赦ない価格。このぜいたく感、これぞプレミアムファットフード」。

 ちなみにスターバックスはチョコソースを無料でトッピングできるのをご存知でしょうか。追加してもらうとチョコストロベリーフラペチーノになります。たいへんオススメです。チョコチップ(追加50円)を乗せてもらうと、なおよいでしょう。

続いてフラッペを飲みます。「この写真、いる?」と(ry

 続いてストロベリーフラッペ。ホットミルクを注いで作るので牛乳の味が強いです。フラッペというより「かき氷」という印象です。いちご牛乳のかき氷を飲んでいる感じといえばよいかしら。シャリシャリした食感は、スイーツというより、駄菓子チックでさえあります。しかし、不思議と止まらない味です。

 盛田「おいしい! これはかき氷だ! いちご牛乳かき氷! なつかしい味、郷愁を誘う味。果肉も底にしっかり入っていてうれしい。いま学生だったら部活帰りに絶対これ食って帰ってた。値段は290円でギリ庶民派。おいしいです」。

 食べ比べた結論は「別モノだな」。上質なスイーツとして完成しているスターバックス。仕事や学校帰りに清涼感を持ち帰れるファミリーマート。どちらも、スイーツとしてすぐれています。同じ土俵に乗って戦わせるものではないのかなと思いました。この勝負、引き分けということで。


コジマ

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。生来の不器用さと心配性を周りからツッコまれつつ、原稿や取材などと格闘している。

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