富士通は、PC、スマホ、タブレット新製品に関する説明会を開催した。富士通コネクテッドテクノロジーズ、富士通クライアントコンピューティングに分社化後初の発表会となる。
最初に登壇したのは、富士通コネクテッドテクノロジーズ 執行役員 林田健氏。2016年夏モデルの5型スマートフォン「arrows SV F-03H」、10.5型タブレット「arrows Tab F-04H」について紹介した。
arrows SV F-03Hは、防水防塵機能の採用に加え、MIL規格14項目をクリアしたミドルレンジモデル。ディスプレーは5型(720×1280ドット)、CPUは1.2GHz動作のクアッドコア、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB。ワンセグ用のアンテナ機能およびアンテナを内蔵しており、災害時などにテレビから情報を得られるようにしている。また、富士通デザイン チーフデザイナー 吉橋健太郎氏により、デザインコンセプトなどに関する解説も行なわれた。
arrows Tab F-04Hは、10.5型(2560×1600ドット)の有機ELディスプレーを搭載するAndroid 6.0タブレット。1.8GHz+1.4GHz動作のヘキサコアCPUを採用し、メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GB。タブレットでは世界初となる虹彩認証を採用している。側面側に滑り止め加工「grip edge」を施し、縦でも横でも立てかけて使うことが可能。arrows SVと同じく、防水・防塵、MIL規格14項目をクリアしている。
富士通クライアントコンピューティング 事業本部 プロダクト企画統括部 統括部長 平野和敏氏は、法人向けおよび個人向けPCを紹介。法人向けについては、仮想化ニーズにともない、シンクライアント・ソリューションの提供・強化を行なうことを発表。シンクライアント「FUJITSU Thin Client FUTRO」のラインナップを拡充するとした。また、マイクロソフトによる長期サポートに対応したWindows 7/8.1搭載モデルの拡充も発表された。
個人向けでは、15.6型ノート「LIFEBOOK AH」シリーズの最新モデル「LIFEBOOK AH77/Y」「LIFEBOOK AH42/Y」、23型ボードPC「ESPRIMO FH」の夏モデル「ESPRIMO FH53/YD」を発表。
「LIFEBOOK AH77/Y」は、クアッドコアCPU「Core i7-6700HQ」搭載のプレミアムノート。Office 2016およびATOK 2016が利用可能となっている。「LIFEBOOK AH42/Y」は最新CPU「Celeron 3855U」の採用とともに筐体が刷新され、「LIFEBOOK AH77/Y」とデザインが統一された。
「ESPRIMO FH53/YD」は、最新CPU「Intel Celeron G3900T」に加えて、最大16GBのDDR4メモリーを採用。地上/BS/110度CSデジタル放送対応チューナー×2によるダブル録画が可能となっている。また新たに、転送速度最大5GbpsのUSB 3.1 Type-C(Gen1)端子を搭載している。
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