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Apple噂まとめ(5/8〜5/14)

iPhone 7はイヤホンジャック廃止、Plusはデュアルレンズカメラ搭載へ

2016年05月15日 21時15分更新

 みなさん、こんばんは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。国内外のApple噂系サイトで5月8日から5月14日までに出回った内容をまとめました。

 先週は、今秋に発売されると見られるiPhone 7シリーズの噂が目立ちました。5.5インチの液晶パネルを備えるiPhone 7 Plusは、これまで2モデルが存在し、上位モデルのみにデュアルレンズカメラが搭載されるといわれていました。しかし、どうやら1モデルのみとなり、デュアルレンズカメラを標準搭載するようです。iPhone 7シリーズのレンダリング画像も流出しています。これを見ると、7、7 Plusともイヤホンジャックは見当たらず、廃止されるようです。ボディーデザインはiPhone 6sシリーズとほぼ同じのようですが、背面にはSmart Connectorを思われる端子も用意されています。

 iPhone 7シリーズは、iPhone 6sシリーズのマイナーアップグレード版という位置付けであることは、これまでの噂や流出したレンダリング画像を見ると明らかで、いまのところインパクトに欠けますね。しかし、ティム・クックCEOが想像もつかないような新機能が搭載されると公言しているので、OS部分になにか革新的な機能が加わるのでしょうか。

5/9 メモリー3GBのiPad Air 3が今秋登場

IT之家によると、アップルはApple A9Xプロセッサーを搭載し、メモリーを3GBに増量したiPad Air 3を今秋にリリースするそうです。液晶パネルの解像度は4K(3840×2160ドット)となり、スピーカーはiPad Proと同じ4基構成になるそうです。iPad Proの廉価版としてiPad Airを残す戦略なのでしょうか。うーん、よほど価格的な魅力がないと売れない気が。

5/9 iPhone 7では新しい半導体実装技術を採用へ

EMSOneによると、アップルが今秋リリースすると見られるiPhone 7では、半導体の封止にファンアウト型ウエハレベルパッケージ(FOWLP)を採用するそうです。これはプリント基板を必要としない封止方法のようです。台湾TSMC社がこの技術をApple Aシリーズに採用するそうで、これがApple A10の独占受注につながった可能性もありますね。一方で、これまでiPhoneのプリント基板を供給していた企業については、業績の悪化が懸念されているようです。

5/10 Apple A11はTSMCが独占受注

EMSOneによると、2017年に登場すると見られるiPhoneが搭載するApple A11プロセッサーは、台湾TSMC社が独占受注するそうです。TSMCが7nmプロセスルールの製造ライン建設を進めているという別の情報もあるので、アップルからの受注を見越したものでしょうね。

5/11 2016年1~3月のインドでのスマホ出荷が12%増

EMSOneによると、調査会社であるカナリス社が発表したデータで、インドにおける2016年1~3月のスマホ出荷台数が前年同期と比べて12%アップしているそうです。その牽引役はアップルと中国レノボ社だそうです。

5/11 アップルがサプライヤーに最大で3割値切る

EMSOneによると、アップルはiPhoneなどの部品を供給している一部のサプライヤーに対して、供給価格の値下げを要請したそうです。値下げ幅は最大で30%とのこと。中国系サプライヤーへの要請のようですが、一部とはいえ最大30%というのはびっくり。iPhone 6sシリーズの不振によるしわ寄せなのか、次期モデルの本体価格を少し落としたいからなのか、いずれにせよアップルも焦っているということでしょうか。

5/11 フォックスコンがインドにiPhone専用工場を建設

EMSOneによると、台湾フォックスコン社が、iPhoneの組み立てに特化した生産拠点をインドに建設するそうです。すでにインドとも合意しており、18カ月後に量産を開始するそうです。市場予想よりも1年遅い稼働だそうですが、iPhone不振の現在、新工場が上手く稼働するかは予断を許さない状況ですね。賃金の高騰や労働環境などでいろいろ問題を抱えている中国工場からの、段階的なシフトを考えているのかも。

5/12 2017年版iPhoneは前面がすべてディスプレーに

Apple Insiderによると、2017年にリリースされる新型iPhoneは、前面がすべてディスプレーになるそうです。Touch IDや前面のFaceTimeカメラ、スピーカーなどはディスプレーと一体化するとのこと。すでに、韓国サムスン電子社が、Galaxy S6 edgeで曲面ガラスを採用して左右の縁をなくしていますが、iPhoneは天地の縁もなくすということでしょうか。ホームボタンは物理ボタンのほうがいいと思うのですが、フォースフィードバックを取り入れて、物理ボタンのような感触を擬似的に作り出すかもしれませんね。

5/12 iPhone 7は3GBのメモリーを搭載

9 to 5 Macによると、アップルが今秋にリリースする見込みのiPhone 7では、メインメモリーが従来の2GBから3GBにアップするそうです。5.5インチのPlusモデルについては、すべてデュアルレンズ仕様になるとのこと。カメラモジュールは、ソニー(株)と韓国LGエレクトロニクス社ガ供給するようです。台湾KGI証券のアナリストのレポートです。

5/12 熊本地震の影響で新型MacBook Airの出荷か2カ月遅れに

EMSOneによると、台湾クアンタ・コンピュータ社が受注している新型MacBook Airの出荷が当初よりも2カ月ほど遅れるそうです。熊本地震の影響ということなので、一部の部品の生産遅れが遅延につながっていると思われます。

5/12 TSMCが7nmプロセスライン向けに4400億円を設備投資

EMSOneによると、Apple Aシリーズの製造で知られる台湾TSMC社が、4400億円もの設備投資を実施したそうです。具体的には、7nmの製造プロセスのラインを拡充するようです。次期iPhoneに搭載されるApple A10プロセッサーは10nmプロセスという噂なので、7nmの製造ラインは来年発売見込みのiPhoneが搭載するApple A11用の可能性が高いと思います。

5/12 iPhone不振の影響で組み立て工場の業績が悪化

EMSOneによると、iPhoneの組み立てを請け負っている台湾ペガトロン社の4月の業績が、前月、前年同月に比べて大幅減とのこと。iPhone 6sシリーズの販売不振が直撃しているようですね。

5/12 iPhone 7のレンダリング画像が流出

uSwithが、今秋発売されると見られるiPhone 7のレンダリング画像を公開しています。それによると、5.5インチのPlusモデルは背面のiSightカメラ部分が横長になっており、デュアルレンズを搭載することがわかります。また、両モデルともイヤフォンジャックは廃止されているようです。また、背面の下部にはSmart Connectorと思われる接点がありますね。

5/12 ジャパンディスプレイも有機EL生産へ

日本経済新聞によると、ジャパンディスプレイ(株)が千葉県茂原市に新工場を建設するそうです。設備投資額は500億円とのこと。この工場では、有機ELパネルの生産ラインが立ち上がるそうです。スマホ用に月産100万枚、2018年には月産500万枚に量産体制を引き上げるそうです。韓国サムスン電子社は、すでに自社のスマホに有機ELを採用していますし、韓国LGディスプレイ社は有機ELパネルを採用したテレビをリリースするなど、韓国勢に比べると相当遅い参入ですね。液晶から有機ELへの移行は避けて通れないとはいえ、かなり厳しい戦いになるでしょう。

5/12 2015年度のiPhone出荷台数は初のマイナスに

MM総研が、2015年4月~2016年3月までの携帯電話の出荷台数を発表し、前年比5.6%減の3658.5万台になっているようです。これは4年連続の減少ですが、スマートフォンは2916.5台で2.9%増、フューチャーフォンは742万台で28.7%になっており、フューチャーフォンの落ち込みが高いようです。Apple(iPhone)のシェアは圧倒的で、総出荷で41.9%、スマホに限ると52.5%。しかしながら、前年度と比べるとマイナス成長になっているそうです。一方、SIMフリースマホの台頭が目覚ましく、170.5万台が出荷され、シェア1位はASUSだったそうです。2位はFREETEL、3位はファーウェイです。また、2016年度(2016年4月~2017年3月)の携帯電話の出荷台数は、2015年度より6.5%減の3420万台となるそうです。

5/13 中国企業がアップルへの部品供給で協力

EMSOneによると、中国系のファウンドリや封止・測定などを請け負う業者が協力して営業活動を進めているそうです。狙っているのは、アップルからの受注。現在、Apple Aプロセッサーの製造は台湾TSMC社や韓国サムスン電子社、封止・測定については台湾のASE社やSPIL社が請け負っているいますが、これを中国企業のタッグで奪取する気のようです。iPhone不振が伝えられてるアップルとしては、同品質でコストダウンを図れるのであれば、受注先を変える可能性もありますね。

5/13 アップルが中国のタクシー配車サービス会社に出資

ロイターによると、アップルは中国でタクシー配車サービスを運営している「滴滴出行」に約1085億円を出資したそうです。現在、「Googleマップ」アプリで経路検索するとUberを利用してハイヤーを呼べます。アップルの「滴滴出行」への出資は、純正の「マップ」アプリに同様に機能を組み込むという狙いがあるのかも。

5/13 5.5インチのiPhone 7 Plusはすべてデュアルレンズ採用

EMSOneによると、アップルが今秋にリリースすると見られるiPhone 7 Plusには、デュアルレンズが搭載されるそうです。これまでの情報では、Plusには2種類のバリエーションがあり、上位モデルだけデュアルレンズという噂でした。この噂によって、iPhoneのカメラレンズを供給している台湾ラーガン社の株式が急騰しているそうです。

5/13 iPhoneの販売台数は初の前年割れになると予想

EMSOneによると、台湾のコンパル・エレクトロニクス社の総経理(社長)が2016年のiPhoneの販売台数が初の前年割れになると見ているそうです。中国市場での失速が大きいと思われますが、世界的にはiPhone 6sシリーズはインパクトに欠けた機種だっただけに、iPhone 7で巻き返しを図ってほしいところです。

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