デジオンは5月9日、Windows用音楽編集ソフト「DigiOnSound X」を5月16日より販売開始すると発表した。ダウンロード版の販売価格は2万1600円。
DigiOnSoundの初代バージョンは1999年に発売。Lite版がPCやオーディオ周辺機器にバンドルされるなど知名度があり、バージョン6までリリースされていた。バージョン6は2014年12月に販売終了となっていたが、アナログレコードブームの再来などにより、今回「X」として新製品が投入される。
最新バージョンでは、FLACやApple Lossless、DSD(2.8/5.6/11.2MHz)といったハイレゾ音源フォーマットの読み込みと書き出しに対応。ただし、DSD読み込みはPCM変換となる。
また、非ハイレゾ音源をハイレゾ化する機能を搭載。単純にアップサンプリングするだけでなく、高音域を予測して復元する「DHFX」技術も利用可能だ。
さらに、タイトルやアーティスト名などを取得できる「Gracenote」に対応し、メタデータをMP3などに埋め込める。
編集できるサウンドトラック数は無制限で、5.1ch編集も可能。VST2/VST3プラグインに対応するほか、WASAPIの排他モード再生もサポートする。WASAPIの録音および共有モードでの再生は今後のバーションアップで対応するという。
なお、DSDには非対応で、サウンドトラック数を6、5.1ch編集ができないなどの制限を設けた低価格版「DigiOnSound X Express」も同時に発売される。ダウンロード版の販売価格は7560円。
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