DJIは4月25日、空撮用ドローン「Matrice 600」の発表会を開催した。
磁気に強く、数センチ単位の位置調整可能
米国時間の17日にプレスリリースで発表した新製品。主に業務用として開発され、バッテリーを6基、ローターを6基搭載する。防塵設計で耐久性も同社の従来製品より高めている。バッテリー1基の電力供給がうまくできなくなっても、ほかの5基を動力として空撮を続行できるほか、外部要因でローターが欠損しても、残りのローターで補完し、墜落を防ぐ機構などもそなえる。
同社の最新3軸手持ち型ジンバルシステム「Ronin-MX」にも対応。最大積載量はおよそ6kgで、社外のカメラも装着できる。同社のカメラシステム「Zenmuse X5」を搭載した場合で36分間、大型のカメラシステムを搭載した場合で16分間の飛行が可能だとしている。価格は56万1600円。
同社の「A3フライトコントローラ」にも対応。A3はオプションで「リアルタイムキネマティック技術」に対応させることができる。このオプションにより、従来機は±2mほど生じる場合のあった誤差を、センチメートル単位で調整可能にした。特に商用利用での緻密な設定にも対応できるとしている。また同技術は磁気干渉にも強く、鉄塔など磁気の影響が大きいエリアでの撮影にも対応できるという。
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