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2016年5月より両社クラウド連携へ

マネーフォワードがOffice 365と連携、Azureで機械学習も

2016年04月22日 12時00分更新

 マネーフォワードと日本マイクロソフトのクラウドサービスが連携する。第1弾として、2016年5月より、「MFクラウドシリーズ」と「Office 365」の連携ソリューションが提供開始。さらに「MFクラウドシリーズ」の機械学習・人工知能領域におけるシステムインフラとして、「Microsoft Azure」が採用される。今回の連携を皮切りに、マネーフォワードはスモールビジネスからエンタープライズ領域まで幅広いユーザーへの展開を図るとしている。

 昨今、オンプレミス型のIT製品が主流であった日本国内において、クラウドサービスの利用は急速な広がりを見せている。マネーフォワードも給与計算、経費精算などに代表されるバックオフィス領域においてサービスを提供しているが、マイクロソフトのクラウドサービスと連携させることで、さらなる付加価値を実現し、ワークスタイル変革を推進するのが協業の背景。

 具体的には、まず「MFクラウド経費」と「Office 365 Excel」を連携。「MFクラウド経費」は、スマートフォンでの領収書撮影、交通系電子マネーの乗車履歴、クレジットカードの利用履歴などから、自動的に経費精算データを作成することができ、わずらわしい経費入力の作業から解放してくれる。連携することで、「MFクラウド経費」で作成した経費データが、Excelで自由に作成した帳票へ自動転記される。

「MFクラウド経費」と「Office 365 Excel」との連携イメージ

 また、マイクロソフトのクラウド型認証基盤「Azure Active Directory」を活用することで、Office 365のユーザーとMFクラウドシリーズの従業員一覧を自動化させ、従業員の入退社や組織変更時における更新を容易にする。

 さらにOffice 365の最新機能を最大限に活かし、MFクラウドシリーズのソリューション開発を推進するため、機械学習・人工知能領域においてAzureを採用。MFクラウドシリーズにおける自動学習機能を向上させるとしている。

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