シャープは4月21日、オーディオビジュアル事業の新製品発表会を開催。人工知能搭載のプレーヤーや4K液晶テレビ、Blu-ray Discレコーダーなどを発表した。
人工知能で番組をおススメしてくれる
AQUOSココロビジョンプレーヤー
「AQUOSココロビジョンプレーヤー」こと「AN-NP40」(実売価格2万円前後)は、同社が5月26日に発売するロボット電話「RoBoHoN」に続く、人工知能応用機器「ココロプロジェクト」の第二弾商品。6月10日発売予定。
本機はAndroid TVを採用した外付けのネットワークプレーヤーであるが、最大の特徴は人工知能により家庭内の視聴履歴を参照し、おススメの番組やネットコンテンツ(見逃し番組配信など)を提示してくれること。
まず、ユーザーがプレーヤーの近くに立つと、内蔵センサーにより人を感知して現在時刻を合成音声で知らせてくれる。その後、その時間帯にいつも見られているテレビ番組やネットコンテンツの候補を表示してくれる。
個人を識別するわけではなく、おススメするコンテンツは時間帯で変わる仕組み。また、ネットコンテンツは「COCORO VISION」という専用のクラウドサービスを通して検索するため、これに対応したサービスでなければならない。
COCORO VISION対応サービスとしては、「U-NEXT」のほか、同社が同時に立ち上げる有料動画配信サービス「COCORO VIDEO」(月額500~980円)がある。COCORO VISIONは、ビデオマーケットがコンテンツを提供。13万本を超える作品ラインナップを揃える。
そのほか、リモコンにマイクを内蔵しており、音声による番組/コンテンツ検索が可能。また、NetflixやYouTubeなどの視聴も可能で、リモコンにはダイレクト起動ボタンを用意しており、使いたい機能を直接起動できる。
HDRに対応した4Kテレビ「AQUOS」3シリーズ
4Kテレビは、直下型LEDバックライトを採用する「XD45」シリーズ、エッジ型バックライトを採用する「US40」「U40」シリーズを投入。いずれも画像処理エンジンに「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」を搭載し、HDR映像の入力、およびHDR動画コンテンツ(ひかりTVやNetflixなど)に対応する。価格などは以下の通り。
XD45シリーズ | |||
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製品名 | サイズ | 予想実売価格 | 発売時期 |
LC-55XD45 | 55V型 | 46万円前後 | 6月10日 |
US40シリーズ | |||
製品名 | サイズ | 予想実売価格 | 発売時期 |
LC-60US40 | 60V型 | 37万円前後 | 6月25日 |
LC-55US40 | 55V型 | 32万円前後 | 6月25日 |
LC-50US40 | 40V型 | 27万円前後 | 6月25日 |
U40シリーズ | |||
製品名 | サイズ | 予想実売価格 | 発売時期 |
LC-55U40 | 55V型 | 28万円前後 | 6月25日 |
LC-50U40 | 55V型 | 21万5000円前後 | 6月25日 |
LC-40U40 | 40V型 | 18万円前後 | 6月25日 |
XD45はダイナミックレンジを拡張する「メガコントラスト技術」を搭載。バックライトのエリア駆動を行ないつつ、輝きを復元する映像補正を行なう。
また、消費電力を抑えつつ、従来機から15%明るさをアップした「リッチブライトネス」技術により、明るく見やすい映像の表示が可能だ。
液晶パネル表面には、低反射のN-Blackパネルを搭載。外光の反射を抑えることで黒が締まった映像を表示できる。
エッジ型バックライトのUS40も、リッチブライトネス技術を採用し、N-Blackパネルを搭載。画質を向上させている。
オーディオに関しては、全機種ともにオンキヨーと共同開発したスピーカーシステムを採用。XD45は左右サイドに独立型のスピーカーボックスを搭載し、背面にはサブウーファーを内蔵する。
US40は2.1chスピーカーシステムを採用し、U40はバスレフ型スピーカーボックスを搭載する。
このほか、US40とU40についてはスタンドにスイーベル機構を採用。画面を左右に回転できる。
簡易タイムシフトが使えるようになったAQUOSブルーレイ
AQUOSブルーレイは、3チューナー搭載の「BD-NT3000/NT2000/NT1000」、2チューナー搭載の「BD-NW2000/NW1000/WW1000/NW500」、シングルチューナー機「BD-NS500」の8機種を投入。価格などは以下の通り。
3チューナー機 | |||
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製品名 | 内蔵HDD | 予想実売価格 | 発売時期 |
BD-NT3000 | 3TB | 13万円前後 | 5月30日 |
BD-NT2000 | 2TB | 9万7000円前後 | 5月30日 |
BD-NT1000 | 1TB | 8万6000円前後 | 5月30日 |
2チューナー機 | |||
製品名 | 内蔵HDD | 予想実売価格 | 発売時期 |
BD-NW2000 | 2TB | 8万6000円前後 | 5月30日 |
BD-NW1000 | 1TB | 7万5000円前後 | 5月30日 |
BD-WW1000(ホワイトモデル) | 1TB | 7万5000円前後 | 5月30日 |
BD-NW500 | 500GB | 6万5000円前後 | 5月30日 |
1チューナー機 | |||
製品名 | 内蔵HDD | 予想実売価格 | 発売時期 |
BD-NS500 | 500GB | 6万円前後 | 5月30日 |
新機種は、今テレビで見ている番組を最大90分、一時的に自動録画する「AQUOSタイムシフト」機能を搭載。番組の一時停止や巻き戻しが可能になる。なお、対応する液晶テレビは前述の今回発表モデルに限られる。
また、新着ドラマすべてを4週間分、自動録画する「どら丸」は、これまでの地デジだけでなくBSにも対応。
そのほか、録画番組のシーンを1分間隔でサムネイル表示する「見どころポップアップ」では、字幕データをもとにしてセリフの文字表示も可能となった。
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