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Ruffnote、チームで文書を共有管理する文系版GitHub

2016年04月28日 07時00分更新

「ガチっとスタートアップ」は、ガチ鈴木が日々の取材で見つけたスタートアップの中から、個人的にググッときたサービス、プロダクトを紹介するコーナーである。

『Ruffnote (ラフノート)』はチームで文書を一元管理できる共有サービスだ。情報、時間、人手を増やすためにビジネスで使えるクラウドサービスを開発するベンチャー企業ラフノートが運営している。

 文書を管理するための、言わば文系版GitHubのようなサービス。ログインしてプロジェクトをつくり、その下にノートを作成、あとは文書を書くだけだ。ほかのユーザーを招待してチームで共同管理が可能になる。文書はPDFでダウンロードもできる。

 文書はすべての履歴が自動で保存され、復元も可能。URLで情報を共有、誰がどこを修正したかもバージョンごとに差分管理で確認できる。共同編集で編集した差分ぶんの修正を、管理者が本体の原稿へ一発で修正を反映できる機能なども備える。複数人での校正作業、編集部であれば記事の原稿確認などに使えそうだ。

 APIを公開しており、WordPressとも連携可能。今後は各CMSなどとも連携していく予定で、ウェブメディアの運営でも活躍しそうだ。GitHub同様に公開ノートであれば、無料で無制限に利用できる。非公開のノートの件数によって、10件までで月額540円、30件までで月額1080円のプランがある。有料プランはGoogleドライブからのインポートやタスク管理も可能だ。

 今までWordで文書を書いて、メールやメッセンジャーで送信。少ない人数でのやり取りであれば管理は可能だが、人が増えると混乱の元。どのバージョンが新しいのかなど、管理も煩雑になっていた文書のやりとりをクラウドでスムーズに行なえるようになる。

■関連サイト
Ruffnote (ラフノート)

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