週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

リアルタイムでのAR PerformersのMCトークやコールアンドレスポンスがすごい

熱狂! ラブプラス内田氏が手掛けるAR Performersのライブが開催

2016年04月20日 17時00分更新

「AR Performers βLIVE」

 「ときめきメモリアル Girl's Side」や「ラブプラス」シリーズを手掛けた内田 明理氏が、新たなプロジェクト「AR Performers」をスタートした。AR(拡張現実)技術を駆使して生み出された“現実世界ではまず存在しない”アーティストが、リアルタイムでライブ公演を行なうというもの。

ライブ会場は超満員!
リアルタイムに動いて話すAR Performersに熱狂

 4月16日に、AR Performersのファーストステージ「AR Performers βLIVE」をベルサール秋葉原で開催。公式サイトで存在のみが明らかとなっていた「シンジ」と「REBEL CROSS」がお披露目された。

AR Performers βLIVEで「シンジ」と「REBEL CROSS」がお披露目

会場が埋まりきるほどの参加者が集結

 正直ライブを観る前までは、ARでステージに投影したイケメンアーティストが踊るだけだろうと思っていたが、ライブを観てその完成度の高さに圧倒された。シンジとREBEL CROSSは、男性のAR Performerでライブ参加者のほとんどが女性だったが、男性の私でもこれは面白いなと感じた。

 AR Performerは、内田氏をはじめ、キャラクターデザイナー、CGクリエイター、ミュージシャン、ボイスアクター、アクター、ダンサー、ゲームクリエイターなどが、それぞれの得意分野をアーティストに集結。ライブパフォーマンスは、本当のアイドルのライブにまったく遜色ないクオリティーの高さだった。

 今回のAR Performers βLIVEに登場したのは、「シンジ」と「REBEL CROSS」という2組のパフォーマー。シンジはソロアーティストで、REBEL CROSSはレイジとダイヤからなるインディーズバンドだ。

シンジ。著名な作曲家とオペラ歌手の間に生まれ、幼い頃からバイオリン、バレエ、 フィギュアスケートの英才教育を受ける。中学卒業後、両親の勧めでアー ティスト養成校として名高いISM(International School Of Music)横浜校に入 学、友人の影響でそれまでのクラシック指向からPOPSに転向する。ISMで は入学以来首席で、特待生枠でARプロダクションと契約を結ぶ

レイジ(REBEL CROSS)。出自は不明。14歳で、親友ダイヤとREBEL CROSSの前身とも言えるWボー カルのインディーズバンド、CROSS BONEを結成。様々なコンテストで優勝を 重ね、「賞金稼ぎ」と呼ばれていた。ARプロダクションにスカウトされ、ISM入 学を条件に契約。良家の子女が多いISMでは一際、異彩を放っている

ダイヤ(REBEL CROSS) 。幼い頃に両親を亡くし、施設で育つ。小学校時代からの親友、レイジに誘 われインディーズバンド CROSS BONEを結成。バンド活躍中、ISM入学を条 件にARプロダクションと契約。 バンドでは、ボーカルの他にギターも担当していた。ストリートダンスの国 際大会優勝経験を持つ

AR Performerの1人「シンジ」。1stシングル「The World Is Mine」を披露した

レイジとダイヤ2人からなるインディーズバンド「REBEL CROSS」。1stシングル「THE KISS」を披露

 また、ライブステージにARでアーティストを投影させるだけでなく、照明などを加えることによって本当にそこでアーティストがライブをしているような感覚を味わえる。パフォーマンスもさることながら、MC時にリアルタイムで参加者がアーティストとやりとりできるというのが魅力だと感じた。ライブの司会には、森 一丁さんを起用。森さんが、参加者から募集した質問をアーティストに質問すると、その場でアーティストが答えてくれる。その動きやしぐさも、質問や反応に合わせて動いているようにみえた。

MCとして森 一丁さんが登場。森さんとAR PerformerとのやりとりもAR Performers βLIVEの魅力の1つだった

その場で参加者の質問やリクエストにリアルタイムで答えてくれる。シンジは、バレエの動きを披露

REBEL CROSSは2人のやりとりや動きがリアルタイムでおもしろい。2人はシンジと比べるとオラオラ系だが、レイジはダイヤに昔のあだ名「殿下さん」をバラされるなど、いじられる場面も

 魅力的なアーティストとのやり取りに、参加者たちからの黄色い声援は終始止むことはないくらい盛り上がっていた。また、まだ試験段階のようだが、応募で当選したモニター参加者にスマートフォンを配布し、アーティストのライブ中にステージに投影されるマークにうまく合わせてスマートフォンを振ると得点が溜まるという参加型のコンテンツも用意されていた。今後は参加者全員がスマートフォンを振りながら得点を競う、ゲーム要素の入ったライブになるのかもしれない。

モニターに当選した参加者は会場でスマートフォンが配られ、ライブに合わせてスマホを振ることで得点を競い合った

ライブの最後には集計結果が発表された

得点はシンジとREBEL CROSSで争い、勝利したほうが最後再び登場する。ライブは3公演行われ、私が参加したのは2回目だったが、そのときはREBEL CROSSが勝利した

シンジとREBEL CROSSの今後の活動も要注目だ

ぜひ男性向けの女性AR Performersも!

ライブ終盤には内田氏も登壇

 ライブの最後には、内田氏が登場し「今後の展開はまだ未定だが、ライブは続けていきたいと思っています」とコメントした。プロジェクトがスタートしてあまり時間はたっていないが、SNSやライブ会場での反応はかなり大きいので、今後のライブ活動にも注目したい。また、ラブプラスの生みの親でもある内田氏がプロデュースるする女性のAR Performersもぜひ観たい。公式ページのAR Performerの説明には、「彼、彼女たち」と明記されているので、女性のAR Performersが登場する日も近いかもしれない。期待して待っていよう。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります