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日本IBMと協業

Finatextのロボアドバイザー技術、金融機関に提供開始

2016年04月19日 11時30分更新

 FinTechベンチャーのFinatextは4月18日、日本IBMと協業して、Finatextが保有する独自のロボアドバイザーのエンジンを金融機関向けに提供すると発表した。

 ロボアドバイザーは、ユーザーが質問に答え、 最適なポートフォリオを提示する仕組み。現状、 投資信託の販売の大多数は未だに対面によって行われており、ここにロボアドバイザーの仕組みを利用することで、インターネットと対面をうまく融合した新しい投資信託の販売の形が確立され、今後広がっていく「貯蓄から投資へ」の動きに大きく貢献すると期待されている。

 Finatextは、国内全ての公募投信のデータをAPIを通じて提供してきた実績があり、Webサービスやスマホアプリで蓄積してきたノウハウを活用し、各金融機関が販売している投資信託をもとに適切なポートフォリオを表示するロボアドバイザーエンジンを開発してきたという。

 特に2015年12月に三菱東京UFJ銀行とパートナーを組んでリリースした、投資信託選びをサポートするスマホアプリ「Fundect」は、いくつかの質問に答えるだけでユーザーのリスク性向にあった投資信託がリストで見られるサービスで、ユーザーのデータを活用した投資信託選定のアルゴリズムは日々改善・向上しているという。

 今回の協業で、日本IBMとともに、Finatextの持つ投資信託選定のエンジンを全国各地の金融機関、特に地銀に向けて提供するという。

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