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Apple噂まとめ(4/2〜4/9)

iPhone SEは6sよりは売れていないが6s Plusよりは売れている

2016年04月10日 18時00分更新

 みなさん、こんばんは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。国内外のApple噂系サイトで4月2日から4月9日までに出回った内容をまとめました。先週の噂は少なめですね。

 ニュースサイトを賑わせたのは、iPhone SEが売れていないという話題。海外の調査会社のデータをみると確かに売れてません。また、ワタクシは発売日当日にApple Store表参道で取材していたのですが、iPhone SEの購入を希望するユーザーは30人ほどが開店前から行列を作っていました。しかし、開店してから1時間後には行列はなくるという、ゆるやかな滑り出しでした。実際に、ワタクシも取材終わりで開店2時間後に1台を確保できました。

 一方、発売から2週間が経過した4月9日の10時ごろにApple Store銀座に行ったところ、iPhone SEの購入希望者が外に20人ほど並んでました。正午ごろ通りかかったら30人に増えていました。発売後にテレビやウェブでの報道でiPhone SEの存在を知ったユーザーが購入し始めているようですね。完全な新モデルだったiPhone 6シリーズほどの需要はないものの、じわじわと売れていきそうな予感。

 ちなみに2016年3月28日~4月3日のBCNのスマホランキングで、iPhone SEの中でトップの順位となったのはau版16GBの13位。1〜3位は各キャリアの64GB版のiPhone 6sが占めています。iPhone 6s Plusはソフトバンク版64GBの34位が最高位なので、6sほど売れていないが、6s Plusよりは売れているというのが実状のようですね。また、iPhone SEが販売されたのは31日だったので集計日数が3日足りてません。新しいランキングでは、10位以内のランクインは確実と思われます。

4/4 iPhone 7はより薄型になるがバッテリー容量は増える

ZOL新聞中心によると、今秋に発売されると見られるiPhone 7は、iPhone 6sシリーズからさらに薄くなるものの、バッテリ-容量は増えるそうです。薄型化に貢献するのは、新開発された複数のチップだそうです。一例として、電波の送受信や周波数帯の切り替えに使われるASM(Antenna Switching Module)の刷新があるそうです。

4/4 デュアルカメラはiPhone 7 Plusのみに搭載

MacRumorsによると、iPhone 7でデュアルカメラシステムを搭載するのは、最上位のPlusモデルのみとのこと。台湾KGI証券のアナリストのレポートです。iPhone 6から登場したPlusのアドバンテージは、画面が大きいこと、光学式の手ブレ補正機能を搭載すること、バッテリー容量が大きいことでしたが、デュアルレンズカメラを搭載となれば、大きさと同様に外観上で違いがはっきりわかるのでPlusをチョイスする人が増えるかも。

4/6 iPhone SEは全体の0.1%の販売数か

EMSOneによると、iPhone SEの販売状況は芳しくなくiPhone全体に占める比率は0.1%だったそうです。予約状況や発売後1週間程度の売れ行きから算出されたデータかと思われますが、まあ並んでまで買うという層に向けた端末ではないので、これからかと。

4/7 シャープ買収でフォックスコンはカメラレンズ供給も掌握?

EMSOneによると、iPhoneの組み立てで知られる台湾フォックスコン(鴻海精密工業)社がシャープを買収したことで、シャープが出資している台湾のレンズメーカー、カンタツ社が注目を集めているとのこと。フォックスコンはシャープを傘下に収めてIGZO液晶や有機ELなどの開発を強化する方針ですが、シャープとの関係の深いカンタツに対しても何らかのアクションを起こす可能性がありますね。すでにiPhoneのボディーなどは一部をフォックスコンの子会社が供給していますが、さらに液晶パネルやカメラレンズなどもグループで供給してグループで組み立てという可能性も出てきますね。次に狙うのは半導体だったりして。

4/7 2015年12月~2016年2月期のスマホOSシェアでiPhoneは低迷

米国の調査会社であるカンター・ワールドパネル・コムテック社が2015年12月~2016年2月期のスマホOSの地域別シェアを発表しました。それによると中国都市部では、Androidが前年同期の73%から76.4%と3.4ポイントも上昇しているとのこと。米国やEU主要5カ国でもAndroidのシェアは伸びているとのこと。中国では2月8日に春節(旧正月)を迎え、この時期にスマホの販売が増えたことも要因の1つのようです。iOSについては、中国都市部のシェアは伸び悩んでおり、2016年2月は前年同月からシェアが3.2%落ちているそうです。中国都市部でのスマホのブランドリーダーは中国ファーウェイ社でシェア24.4%、Apple(iPhone)は22.2%だったとのこと。すでにスマホは、安くてもそこそこ使えるレベルに達しており、Appleといえども差別化が難しくなっています。そのためにiPhone SEを投入したと思いますので、次の3カ月のシェアの動きに注目ですね。

4/8 LGが九州大学の研究に出資

EMSOneによると、韓国LGディスプレイ社が(株)Kyulux(キューラックス)に出資したとのこと。キューラックスは、九州大学の研究成果を利用したスタートアップ企業で、有機ELの発光材料などについての技術を持っているようです。LGと共同で、iPhoneへの有機EL搭載を目指すそうです。台湾の調査会社DIGITIMES社のレポートです。

4/8 iPhone SEの製造コストは160ドル

EMSOneによると、米国の調査会社であるIMSリサーチ社がiPhone SEの16GBモデルの製造コストを160ドル程度と推定しているとのこと。米国での売価は399ドルなので原価率は約40%です。iPhone 5sの部品を流用するなどして製造コストを圧縮したと言われるiPhone SEですが、かなりの効果があったようですね。日本では為替レートがかなり円安で設定されていて、16GBのSIMフリー版は税込みで6万円弱しますが、直近の為替レート(約108円)で計算すると4万65000円ほどになり、お買い得感はだいぶ出ますね。なお、iPhone SEの製造コストについてが、さまざまサイトが報じており160〜240ドル程度と見積もっています。

4/9 次期Apple Watchは2~4割薄くなって6月登場

MacRumorsによると、次期Apple Watchは6月のWWDCあたりに発表されるとのこと。本体の厚みが従来の20~40%になるそうです。現行製品は38/42mmモデルのいずれも厚みが10.5mmなので、8.4~6.3mmになるということですね。正直、現行モデルを女性が装着するとほかのアクセサリーを組み合わせないと時計がデカくて主張しまくりますが、6mm程度の薄さになればかなり軽減されるかも。

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