みなさん、こんばんは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。国内外のApple噂系サイトで3月27日から4月1日までに出回った内容をまとめました。先週は新しい噂は少なめで、発売されたばかりのiPhone SEや9.7インチiPad Proの「やってみた」系動画などが注目を集めました。それらによると、iPhone SEは十数分程度の水没であれば壊れる確率は低いようです。一方、4基のスピーカーグリルがある9.7インチiPad Proは水に浸けるとみるみるうちに浸水します。
オンラインに限ると米国でのiPhone SEの売れ行きは芳しくないようですが、水に強いiPhoneと考えると、さきほどの水没実験の動画ですぐに壊れてしまったiPhone 5sからの乗り換えを、強力に後押ししてくれそうですね。
3/28 Appleが独自設計のサーバー構築に着手
The Informationによると、Appleは独自設計のサーバーの構築に着手しているそうです。不正アクセスなどが難しいサーバーになるそうです、Appleは一時、Xserveなどのサーバー製品も開発・販売していましたが、現在はOS XのアドオンとしてのOS X Serverが残るのみ。現在、iCloudなどのクラウドサービスのバックエンドは、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなどで稼働していると言われています。Appleは、独自サーバーの構築によって自社のクラウドサービスをよりセキュリティーの高いものにしたいようですね。過去にうまくいったことがあまりないサーバーやクラウドサービスは、、Appleにとって鬼門といえる分野ですが、果たしてどうなるでしょうね。
3/28 TSMCが中国・南京に新工場を設立
EMSOneによると、Apple Aシリーズの製造で知られる台湾TSMC社が、中国・南京市に12インチウエハー工場とIC設計センターを設立するため、南京市政府と契約を進めるそうです。
3/29 2017年にiPhoneは有機ELを搭載して5.8インチモデルが登場
EMSOneによると、2017年に部品の調達がうまくいけば、iPhoneの表示パネルが従来の液晶から有機ELに切り替わるそうです。その場合は、5.5インチモデルは姿を消し、5.8インチモデルが加わるとのこと。
3/29 Apple Watchの2016年の出荷台数は前年以下に
EMSOneによると、Apple Watchの2016年の出荷台数は前年以下になり、台湾のPCB業者は見切りをつけ始めているそうです。DIGITIMES Researchの調査結果です。ウェアラブル市場では現在2位(1位はFitbit)という調査もありますが、市場そのものがまだ小さいのでAppleが思ったほど販売台数が伸びていないようですね。とはいえ、通常はやらない値下げがApple Watchでは断行されていることから見ても、AppleはApple Watchを普及させて、市場を成長させたいと考えているんでしょう。
3/29 TSMCの製造ラインがApple A10製造などで逼迫
EMSOneによると、Apple Aシリーズの製造で知られる台湾TSMC社の半導体工場の製造ラインが逼迫しているそうです。Appleだけでなく、台湾メディアテック社、中国ハイシリコン社などの大口発注の影響だそうです。別の噂では、南京に新工場を設立するということなので、2017年以降は製造ラインに少し余裕がでるのかも。
3/30 iPhone SEはオンラインではまったく売れてないもよう
米国の市場調査会社であるスライス・インテリジェンス社がPhone SE関連の調査結果を公開しています。それによると、iPhone SEの発売初週の推定販売台数は、iPhone 6を100%とした場合、たった3%と低調な滑り出しになるようです。ちなみにiPhone 6sは54%なので、米国のオンライン販売ではiPhoneの売れ行き自体が鈍化していることがわかります。ただし、Andoridからの乗り換えユーザーの比率はiPhone 6sなどに比べて高かったとのこと。個人的には、iPhone SEは米国向けではなくて、アジア、特に中国向けだと思いますので、3%という低い数字も納得できるかと。米国でも、オンラインで購入する層が新規性の少ないiPhone SEに飛びつくわけがないと思います。Androidからの乗り換えが増えたことからわかるように、iPhone SEはスマホを音声端末として購入している層や、アジア太平洋地域に向けたモデルなんでしょう。
3/31 2015年のフォックスコンは過去最高益を更新
EMSOneによると、シャープの買収やiPhoneの組み立てで知られる台湾フォックスコン社が過去最高益を更新したそうです。具体的には、2015年の税引き後の営業収益が前年比12.5%増の約5074億5000万円(1468億6600万NTドル)になったとのこと。また、新iPhoneの製造に向けて約1674億(15億USドル)の投資も実施するとのこと。
4/1 iPhone SEは中国やインドで関心が高い
EMSOneによると、iPhone SEは中国やインドで売れる可能性があるという調査結果があるそうです。個人的にも、そうだと思います。コストダウンの観点からは別途チップが必要なので採用を見送るはずのNFCも、中国でApple Payが使えるからこそ搭載したと思いますし。
4/1 iPhone SEの2016年4~6月の出荷台数は500万台
DigiTimesによると、2016年4~6月期に出荷されるiPhone SEは400~500万台程度になるそうです。2016年末までに1200万台を出荷するという別の噂もあったので、500万台というのは納得のいく数字かも。10~12月期には新型のiPhoneが登場すると思われるので、iPhone SEの需要は減っていくと思いますし。
4/1 iPhone SEは防水仕様か
ザック・スタンレー氏が、iPhone SEの水没実験の結果を動画で公開しています。それによると、iPhone 6sシリーズと同様に、短時間水没させても動作に影響は出ないようです。5sの場合はすぐに使えなくなることから、SEはある程度の防水処理が施されていることがわかります。水没状態では20分程度で自動的にスリープしていたようなので何らかの影響はあると思いますが、キッチンなどの水回りで使うぶんには安心かもしれません。
4/1 Mac版Office 2016でアドインをサポート
Neowinによると、Mac版のOffice 2016は他社製のアドインをサポートするそうです。同社の開発者向けイベント「Build」で公表されたようです。「Microsoft Developer」という公式アカウントでも「Office Add-ins are now also coming to Mac! 」と投稿されています。
4/2 9.7インチiPad Proは防水ではない
EverythingAppleProが、9.7インチiPad Proの水没テストの動画を公開しています。それによると、5分程度で液晶パネルへの浸水が見られるなど、防水仕様ではないようです。ちなみに、Appleが公表しているわけではないものの、iPhone 6sシリーズは防水性能が高いことで知られています。
4/2 iPhone SEの液晶パネルは5sとまったく同じ
9 to 5 Macによると、iPhone SEの液晶パネルモジュールは、iPhone 5sとまったく一緒だったそうです。Apple製品などの分解でおなじみのiFixItが公開した画像から判明したとのこと。スピーカーやバイブレーション用振動モーターなども差異が見られないそうです。これにより、Touch IDも6sが採用する最新型ではなく旧型であることがわかっったとのこと。CPUやカメラなどは刷新しつつ、流用できる部品は流用することでコストダウンを図ったと思われます。
4/2 Apple Watchで血圧や体温を計測可能に
Apple Insiderによると、Appleが米国特許庁に出願していた、Apple Watch用のスマートバンドの情報を公開されたとのこと。この情報によると、Appleはこのスマートバンドで、血圧や体温、発汗などを計測可能にすることを考えているようです。また、GPSモジュールやスピーカー、カメラ、追加バッテリーなどの搭載も想定しているとのこと。Apple Watchを含むスマートウオッチは、コンパクトとはいえやはりデカイですよね。スマートバンドのような製品で機能を補う仕組みは理にかなっているように思います。
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