9.7型iPad Proのセルラー版には、内蔵型のApple SIM(eSIM)が採用されている。これは従来のSIMカードスロットに挿入するSIMとは別に利用できる「第2のSIM」とも言えるもので、SIMカードスロットが空の状態でも、通信ができる優れた仕様。SIMカードスロットにSIMが入っている場合の同時利用はできないが、設定から切り替えも可能、海外渡航時など、SIMを入手することなく現地のプリペイドプランなどを購入できるため、ユーザーによっては重宝するはず。
日本国内では2015年11月にKDDIが発表している1GBあたり1500円のプリペイドプラン「LTEデータプリペイド」が利用可能。セルラー版を購入しておいて、普段はWi-Fiに接続して使用し、必要になったときだけプリペイドプランを利用する、といった運用も可能だ。
スタンドアロンで通信する可能性があるなら、セルラー版を選んでおくと後悔しないだろう。ただし、ソフトバンク版からはKDDIのプランが選択できないため、KDDIのプランを使いたい場合はau版か、SIMフリー版を選択する必要がある。
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