日本と韓国は世界各国の中でもプリペイドSIMの種類が少なく買いにくい国でしたが、今やそれも昔話となりました。韓国ならば空港のコンビニなどでプリペイドSIMを簡単に買うことも出来るのです。ところが時期によってはプリペイドSIMが品切れでコンビニを何件まわっても買うことができない場合があります。そんな時、日本語のできる店員さんのお店でプリペイドSIMが買えると便利ですよね。今回はソウルにある日本人向けの携帯電話販売店「JKモバイル」をご紹介。
学生街にあるこぎれいなお店・JKモバイル
JKモバイルがあるのはソウルの学生街、シンチョン(新村)。ソウル地下鉄2号線のシンチョン駅の4番出口を出てすぐのビル。コーヒーショップの「TOM N TOMS COFFEE」の入っているビルの地下2階になります。営業時間は11時から19時(土曜は17時)、日曜は休業です。
JKモバイルがここに店を構えているのは付近に大学が多く、日本からの留学生向けにスマホ販売やポストペイド契約、プリペイドSIMの販売を行なっているから。実は以前はソウル市東南にあるIT家電ビル「テクノマート」で営業していました。口コミで留学生のお客さんが増えたこともあり、学生街へ移転したのです。
地下2階までエスカレーターで降りると、すぐ裏にJKモバイルがあります。ガラス張りのお店なので雰囲気はいいですし、お店に入るのをためらうこともありません。営業時間の案内なども日本語で出ているので安心して店内に入れます。店長さんはイケメンな男性。ほかにかわいい女性のアルバイト店員さんがいるときもあります。一般的な日本語会話は問題ありません。
W-CDMA対応のMVNO「freeT」を取り扱い
JKモバイルでは韓国のMVNO「freeT」のプリペイドSIMを販売。freeTは日額制(120ウォン、約12円)なのでプリペイド方式の契約回線という感じですが、残高が無くなれば自動的に使えなくなるので一般的なプリペイドSIMとしての使い方も可能。むしろ、韓国を何度も訪問するリピーターに向いているSIMと言えるでしょう。通信方式はLTEには残念ながら非対応。W-CDMA(B1)のみ。
ちなみにfreeTのWEBサイトを見ても、ハングルだらけで解読不能ですね。JKモバイルなら事務手数料2万ウォン、SIM代金(マイクロは5000ウォン、ナノは1万ウォン)でfreeTのプリペイド契約が可能です。料金は日額120ウォン、月あたり3600ウォン(約345円)かかりますが、これで韓国の電話番号を維持できます。データ料金は30日あたり500MBで1万1000ウォン(約1050円)、1GBで1万6500ウォン(約1580円)、2GBで2万2000ウォン(約2100円)。チャージはJKモバイルでできるほか、コンビニでも可能とのこと。
中古品を中心に端末も用意
なお、店内では韓国キャリア品のスマホも販売。韓国はSIMロックが無いのでいずれもSIMフリー品です。訪れた3月は新学期シーズンと言うことで留学生の来客も多く、端末も良く売れているとのこと。ここにあるのは中古ですが程度はよく、新品の購入も可能。とはいえ価格は相応です。
韓国には日本未発売品はもちろんのこと、グローバルでも発売されていないモデルがいくつかあります。それらのスマホの入手も店長さんにお願いすれば取り寄せしてくれるかも。そのあたりの相談が日本語で出来るのもJKモバイルのいいところでしょう。ちなみに、マニア向けの店ではないのでややこしいお願いなどはやめましょう。日本人向けにビジネスを行なっているだけでも、とてもありがたい存在なのですから。
最近は通話だけしたい、って人はほとんどいないでしょうが、店内には昔のフィーチャーフォンもいくつか売られていました。これらの端末はさすがに格安で、電話番号だけあればいいという人向けの製品です。でもm過去の名機もいくつかあるので端末マニアの筆者は次回訪問時に数台買っちゃおうと思っています。
学生が多いシンチョンには食事の安いお店も多数あります。またドラム缶焼肉で有名な「ソソカルビ」があるのもこの街です。お昼にカルビで満腹になってから、JKモバイルでプリペイドSIMを買う、なんてのもいいかもしれませんよ。
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