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「SORACOM Air」を使って実証実験

防災や地域活性化へ、中野区でIoTによる動線解析が開始

2016年03月30日 12時00分更新

 情報サービス連携コンソーシアム(ICTSFC)と一般社団法人中野区産業振興推進機構(ICTCO)は3月29日、中野区における地域経済・観光の活性化、防災計画でのデータ活用を目的とし、IoTによる動線解析の実証実験を開始した。

 ICTSFC会員企業であるNHNテコラスとエリアポータルの2社がIot領域においてプロジェクト全体の企画・進行を担当。国立情報学研究所も技術支援を行なうという。

 実験は、交通流動など地域のモビリティ・マネジメントに必要なデータを、IoTソリューションを用いて効率的に取得し、得られた結果を中野区の防災計画、都市づくりなどに役立てようというもの。

実証実験の概要

 NHNテコラスが、Beaconや各種センサーから収集したデータの蓄積・解析基盤の提供、およびレポートの可視化を行なう。通信基盤にはソラコムの通信SIM「SORACOM Air」を採用し、安価かつセキュリティ性の高い通信を実現。エリアポータルが、防災計画へのデータ活用を検証。対象エリア内の気象データや監視カメラ等のセンサーデータを用いて、気象予測や混雑状況を可視化する。

 実験終了後の展開として、中野区内の混雑情報や災害情報をデジタルサイネージで配信したり、特定エリアにおける交通情報、災害情報などを配信するなどの活用を想定している。

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