ドコモは月額432円のアニメ見放題サービス「dアニメストア」の機能拡充を発表しました。概要は既報のとおり。本記事では都内で行なわれた記者説明会をレポートします。
「スマホで動画を観る」がまだ一般的でない頃から
限られた層を狙ったサービスとして展開
冒頭、dアニメストアを担当するドコモ プラットフォームビジネス推進部 担当部長の田中伸明氏が登壇。ドコモ全体としての取り組み「dマーケット」の現状から、そのなかでも伸びをみせている「dアニメストア」の状況を解説しました。
とくにdマーケット全体については順調に成長をつづけており、契約数は定額製サービス(dアニメストア、dTV、dヒッツ、dマガジン、dグルメ、dキッズ)全体で1500万契約を突破。dアニメストア単体については200万人もの会員数を誇っています。
dアニメストア単体に目を向けると、取り扱い中の作品数は約1600作品(約2万9000話)となり、国内のアニメ専門の定額動画配信サービスでは作品数・会員数1位とのこと。スマホやタブレット、PCでいつでも楽しめる「マルチデバイス」、そしてauやソフトバンク、格安SIM利用者でもdアカウントさえつくれば利用できる「キャリアフリー」の仕組みを採用し、月額432円という価格で提供されています。2012年7月のサービス開始当初は、ドコモ契約者(現7000万人)の特定のニーズに応えようとスタート。サービスの肝である作品数を徐々に増やしていき、現在ではアニメやコミック原作の舞台映像やアニメソングのライブ映像、3月23日から本格配信されるアニソンミュージッククリップなどジャンルは明確にしつつも幅広い種類のコンテンツを取り扱うまでになっています。
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