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ギリシャの国営博物館から集めた300件以上を展示

新石器時代からのギリシャを知れる特別展「古代ギリシャ」が6月開幕

2016年03月15日 19時20分更新

牛頭形リュトン 新宮殿時代後期(前1450年頃)イラクリオン考古学博物館蔵(C)The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund

 東京国立博物館、ギリシャ共和国文化・スポーツ省、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーションは6月21日より、特別展「古代ギリシャー時空を超えた旅ー」を開催する。会場は上野の東京国立博物館 平成館。外務省、駐日ギリシャ大使館の後援、竹中工務店、日本写真印刷、三菱商事の協賛を受けて開催する。

ギンバイカの金冠 前4世紀末期 テッサロニキ考古学博物館蔵(C)The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund

アレクサンドロス頭部 前340~前330年 アクロポリス博物館蔵(C)The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund

 監修は東北大学准教授の芳賀 京子氏。展示物はギリシャ国内の40ヵ所以上の国立博物館から本企画展に合わせて選定した300件以上。ギリシャ美術の代表として取り上げられることの多い大理石彫刻だけでなく、紀元前7000年頃の新石器時代の地層から出土した像や祭器などをはじめとして、年代ごとに章形式で展示。

 考古学の分野で扱われるようなものから、近代美術史で扱われるようなものまで(東京国立博物館 副館長 松本 伸之氏)を広く展示し、時代を追ってギリシャの美術を総合的に楽しめる内容になっている。

 チケットは一般1600円、大学生1200円、高校生900円。4月限定で特別ペアチケットを2020円で販売する。また、10月からは長崎展、12月からは神戸展も開催される予定だ。

スペドス型女性像 初期キュクラデスⅡ期、シュロス期(前2800~前2300年キュクラデス博物館蔵(C)Nicholas and Dolly Goulandris Foundation-Museum of Cycladic Art, Athens, Greece

漁夫のフレスコ画 前17世紀 テラ先史博物館蔵(C)The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund


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