週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

高圧水素燃料タンクと高効率燃料電池に加えて各所に盛り込まれた最新技術

ホンダ、新型燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」を発表

2016年03月11日 17時26分更新

CLARITY FUEL CELL

 本田技研工業は3月10日、新型燃料電池自動車)「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」を発売した。

 パワートレインの高効率化に加えて70MPa(メガパスカル)高圧水素燃料タンク(141L)を採用するなどの最新技術を盛り込み、さらにボディは軽量素材を積極的に配置、空気抵抗低減デザインの採用によってフル充填での走行距離750kmを実現しているのが大きな特長。

燃料電池ユニットは従来よりも小型化されているが、さらにパワートレインを一体化して空間効率を上げている

 パワートレインは燃料電池ユニットと一体化するなどの小型化がなされており、固体高分子形燃料電池スタックと駆動両リチウムイオン電池を搭載。最高出力130kW(燃料電池出力は最高103kW)。

高圧水素タンクは前後に配置、事故に備えて水素センサーも各部に配されている

 衝突軽減ブレーキ機構のほか、渋滞追従機能付きクルーズコントロール、車線維持支援システム、歩行者事故低減ステアリング作動などの運転支援システムを導入。

積極的にアルミニウム合金を導入している。高圧水素タンクも炭素繊維強化樹脂が採用されている 

 価格は766万円。初年度はFCV普及促進に協力している自治体・企業などに対するリース(200台程度)を行ない、ユーザーの意見を収集した後に個人販売を行なうとしている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります